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築40年格安物件のネズミ被害!駆除から住環境改善まで徹底解説

【背景】
築40年以上の格安の一軒家に住んでいます。シロアリ、ダニ、家の歪み、窓が少ない、雨漏り、黒カビなど、様々な問題を抱えています。家賃が安いので仕方ないと思いつつ、ネズミ被害に悩まされています。最初は捕獲して遠くに離していましたが、効果がなく、ネズミ取りシートや業者用スプレーも効かなくなりました。今ではネズミがすぐそばでゴソゴソしても逃げず、人がいなくなるとすぐに齧り始めます。

【悩み】
ネズミの侵入経路が分からず、駆除方法に困っています。効果的な駆除方法、そして根本的な解決策を知りたいです。また、健康面や安全面でのリスクも心配です。

ネズミ駆除と住環境改善を同時に行いましょう。

テーマの基礎知識:ネズミの種類と被害

日本に生息するネズミは、主にクマネズミ(体長20~25cm)とドブネズミ(体長15~20cm)、ハツカネズミ(体長7~10cm)の3種類が挙げられます。 今回のケースでは、大きさや行動からクマネズミかドブネズミの可能性が高いです。ネズミは、家屋に侵入し、配線をかじることで火災の危険性(ショートによる発火)、食品を汚染することで食中毒のリスク、糞尿によるアレルギーや感染症の危険性を引き起こします。 また、建材を食い荒らすため、建物の構造にも悪影響を及ぼします。

今回のケースへの直接的な回答:まずは侵入経路の特定から

まず、ネズミの侵入経路を特定することが重要です。 築40年の建物であれば、壁や床、屋根などに小さな隙間(数ミリの隙間でも侵入可能)がある可能性が高いです。 昼間はネズミが活動していない時間帯なので、じっくりと家の内外を隈なく確認しましょう。 特に、配管の貫通部、窓枠、基礎部分、屋根裏などを重点的にチェックしてください。 懐中電灯やミラーなどを活用し、目視できない部分も確認することが大切です。

関係する法律や制度:家主の責任と借主の権利

住宅賃貸借契約において、居住の安全・安心を確保することは家主(大家)の重要な義務です。 著しい欠陥(今回のネズミ被害など)がある場合は、家主は修繕義務を負います。 民法616条に規定されている「瑕疵担保責任」に基づき、家主は修繕を求められる可能性があります。 ただし、借主側にも、状況を家主へきちんと伝える義務があります。 写真や動画で証拠を残しておくことが重要です。

誤解されがちなポイント:ネズミ駆除剤の限界

ネズミ駆除剤(スプレーや毒餌)は、一時的な効果しか期待できません。 ネズミは学習能力が高く、一度忌避剤(ネズミを寄せ付けない薬剤)や毒餌で被害を受けた経験があると、同じ方法では効果が薄れてしまいます。 また、毒餌による駆除は、ネズミの死骸の処理が困難になる可能性もあります。

実務的なアドバイスや具体例:総合的な対策

  • 侵入経路の封鎖:特定した侵入経路は、隙間を埋める材(モルタル、発泡ウレタンなど)で確実に塞ぎましょう。 小さな隙間でも、ネズミは侵入できます。
  • 忌避剤の併用:ネズミが嫌がる香りの忌避剤(ハッカ油、ペパーミントオイルなど)を、侵入経路周辺に散布するのも有効です。
  • 粘着シート:侵入経路に粘着シートを設置し、ネズミの侵入を阻止します。 複数個所に設置し、効果を確認しましょう。
  • 専門業者への依頼:状況によっては、専門の害虫駆除業者に相談することをお勧めします。 業者には、的確な駆除方法や、再発防止策の提案を期待できます。
  • 家屋の修繕:家主へ状況を伝え、家屋の修繕を依頼しましょう。 雨漏りやカビの問題も合わせて相談することで、より効果的な対策が期待できます。

専門家に相談すべき場合とその理由

ネズミの駆除が困難な場合、または健康被害(アレルギー、感染症)の恐れがある場合は、専門業者に相談しましょう。 専門業者は、適切な駆除方法を選択し、再発防止策も提案してくれます。 また、家主との交渉においても、専門家の意見は有効です。

まとめ:総合的な対策でネズミ問題を解決

ネズミ問題は、駆除だけでなく、侵入経路の封鎖、忌避剤の活用、家屋の修繕など、総合的な対策が必要です。 家主との連携も重要です。 状況に応じて、専門業者への相談も検討しましょう。 安全で快適な住環境を取り戻すため、諦めずに、一つずつ問題に取り組んでいきましょう。

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