- Q&A
築60年の賃貸物件、シロアリ被害で退去勧告…どうすれば?

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
賃貸物件でシロアリが発生した場合、どのように対応すれば良いのでしょうか? まずは、基本的な知識から見ていきましょう。
シロアリとは、木材を食べる害虫のことです。建物に被害を与え、構造的な問題を引き起こす可能性があります。シロアリ被害は、建物の安全性に関わる問題として、賃貸契約にも影響を及ぼすことがあります。
退去勧告とは、大家さんが借主に物件からの退去を求めることです。正当な理由がない限り、一方的に退去を求めることはできません。今回のケースでは、シロアリ被害がその理由として挙げられています。
今回のケースでは、シロアリ被害が原因で大家さんから退去を求められています。しかし、契約更新したばかりであり、契約期間中は住み続けたいという希望があるとのこと。この場合、いくつかの選択肢と注意点があります。
まず、大家さんが退去を求める理由が、建物の安全性に関わる重大な問題である場合、退去を拒否することは難しいかもしれません。しかし、契約書に「家主からの解約は6か月以上の猶予をもって借主に通告する」という条項がある場合、大家さんは少なくとも6か月以上前に退去の通知をする必要があります。通知期間内であれば、契約期間満了まで住み続けることができます。
次に、引っ越し費用や新たな住まいの契約費用を大家さんが負担してくれるのであれば、退去も検討できるかもしれません。この場合、大家さんとの間で、費用の負担や退去条件について、書面で合意しておくことが重要です。
賃貸借契約に関する法律として、借地借家法があります。この法律は、借主の権利を保護するために、大家さんが一方的に契約を解除することを制限しています。
今回のケースで重要となるのは、借地借家法第28条です。これは、建物の賃貸人が、正当な事由がない限り、契約を更新しないことや、解約をすることができないと定めています。正当な事由とは、建物の老朽化による修繕や建て替え、借主の契約違反などです。
また、民法には、賃貸人は賃借人が使用できるように、物件を修繕する義務があるという規定があります(民法606条)。シロアリ被害は、この修繕義務に該当する可能性があります。
よくある誤解として、「シロアリ被害は借主の責任」というものがあります。しかし、シロアリの発生原因が借主の過失によるものでない限り、大家さんが修繕する責任があります。また、建物の老朽化や構造上の問題が原因でシロアリが発生した場合も、大家さんの責任となることが多いです。
もう一つの誤解は、「退去勧告に従わなければならない」というものです。正当な理由がない限り、退去を拒否することができます。ただし、大家さんとの話し合いや交渉が必要となります。
まずは、大家さんと冷静に話し合うことが重要です。自分の希望(契約期間中の居住、費用負担など)を伝え、相手の意向も聞きながら、落としどころを探りましょう。
話し合いの際には、以下の点を意識しましょう。
具体例として、大家さんが修繕費用を負担し、借主は契約期間満了まで住み続けるという合意が成立することがあります。また、大家さんが引っ越し費用を負担し、新たな物件を紹介するというケースもあります。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
相談先としては、弁護士や、不動産問題に詳しい司法書士などが挙げられます。専門家は、法律的なアドバイスや、交渉のサポートをしてくれます。
今回のケースでは、シロアリ被害による退去勧告に対し、以下の点が重要です。
焦らず、冷静に状況を把握し、適切な対応をとることが大切です。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック