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結婚4年目、夫の離婚発言とマンション購入…義母からの援助と離婚後の財産分与はどうなる?

【背景】
* 結婚4年目、夫と不仲です。3歳の子どもが1人います。
* 夫の希望で、夫の母親から3割の援助を受けてマンションを購入することになりました。
* 登記の名義は、援助額の割合で夫と義母が共有することになります。
* 夫は気に入らないことがあるとすぐに離婚を口にします。

【悩み】
マンション購入後に離婚した場合、義母の持分だけでなく、夫名義の分も夫のものになるのか不安です。働いていない主婦である私は、共有財産権の半分を得られないのではないかと心配です。離婚の可能性がある中で、マンション購入が無謀だったのではないかと悩んでいます。

離婚後の財産分与は、状況により大きく異なります。専門家への相談が必須です。

回答と解説

テーマの基礎知識(定義や前提の説明)

まず、財産分与について理解しましょう。離婚時に夫婦で築いた財産を、公平に分割する制度です(民法760条)。共有財産は、夫婦が婚姻中に取得した財産で、原則として半分ずつ分割されます。しかし、例外もあります。今回のケースでは、マンション購入に義母が3割出資している点が重要です。これは、持ち分が最初から夫婦のものではないことを意味します。

次に、共有財産の範囲を理解しましょう。共有財産は、夫婦が婚姻中に取得した財産が原則です。しかし、個人の財産や相続財産は、共有財産には含まれません。例えば、結婚前に持っていた預金や、相続で受け継いだ土地などは、原則として個人の財産です。

今回のケースへの直接的な回答

質問者様のケースでは、マンションの3割は義母が所有し、残りの7割を夫が所有することになります。離婚時には、この7割について財産分与が行われます。しかし、その7割のすべてが夫のものになるわけではありません。夫婦の共有財産として認められる部分と、夫の個人財産として認められる部分があります。

具体的には、マンション購入資金のうち、質問者様の収入や貯蓄がどの程度使われたか、また、夫の収入や貯蓄がどの程度使われたかによって、共有財産の割合が決定されます。もし、質問者様の収入や貯蓄がマンション購入資金に充てられていた場合、その分は共有財産として認められ、離婚時に分与を受けることができます。たとえ専業主婦であっても、家事労働による貢献は考慮される可能性があります。

関係する法律や制度がある場合は明記

関係する法律は、民法(特に第760条の財産分与に関する規定)です。 また、マンションの所有権割合は、登記簿に記載されます。

誤解されがちなポイントの整理

「働いていない主婦には半分の権利はない」という誤解は、よくあることです。専業主婦であっても、家事労働や育児による貢献は、財産分与において考慮される場合があります。 裁判所は、夫婦の貢献度を総合的に判断し、公平な分与を決定します。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

例えば、夫の収入が大半を占め、質問者様の貢献が少なかったと判断された場合、分与割合は夫に有利になる可能性があります。逆に、質問者様の貯蓄や家事労働の貢献が大きく認められた場合、より多くの分与を受けられる可能性があります。 専門家(弁護士など)に相談し、状況を正確に把握してもらうことが重要です。

専門家に相談すべき場合とその理由

離婚を検討する場合、または離婚後の財産分与について不安がある場合は、弁護士などの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家は、個々の状況を詳細に分析し、最善の解決策を提案してくれます。 特に、義母からの援助がある複雑なケースでは、専門家の助言が不可欠です。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 財産分与は、夫婦の貢献度を総合的に考慮して行われます。専業主婦であっても、権利がないわけではありません。
* 義母からの援助分は、共有財産には含まれません。
* 離婚を検討する場合、または財産分与について不安がある場合は、弁護士などの専門家に相談することが重要です。
* マンション購入前に、公正証書を作成し、それぞれの持ち分を明確にしておくことも有効な手段です。

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