義両親と実両親の老後資金問題!賢い支援策と相続対策を徹底解説
質問: 義両親への支援 長文になりますが回答いただけると嬉しいです。 まず前提として、私と夫は30代で共働き、小学生以下の子ども2人の4人家族。 夫には2歳上の姉がおり、共働きで結婚しています。 (子どもなしの夫婦) 義両親はともに60代で義父は年金をもらっていますが、義母はあと数年です。 夫の義両親とは5年前に色々あり、私は没交渉で主人に窓口になってもらっています。 去年、義母が長年勤めていたパートを辞め、介護の仕事をするようになりました。 初めは前職が日々走り回る肉体労働の仕事だったので、人間関係や身体の辛さが理由で転職したのかな?と思っていましたが、先日夫からの追加情報で「義母が週2で夜勤もしている」と聞き、義両親が金銭的に困っているのでは?と思うようになりました。 というのも、義父は早期退職した際に自宅を店舗兼自宅に改装して店をしていましたが、10年ほど前に病気で倒れた後は店をやっておらず義両親ともにパートで働きに出ています。 また、義父の趣味はとある社のワゴン車を定期的に買い替えすることだったのですが、2年ほど前に他社の中古コンパクトカーに乗り換えていました。 (車を手放せないのは義父の通勤に必要だからだと思います。) そこで、突然援助してと言われても困るので、自分なりに心算とシュミレーションを少ししておきたいと思いました。(余計な心配で終わることを願っています) 援助するにあたって、追加情報で… 私は一人っ子なので、私の両親の老後も心配しないといけません。 私の両親も特に父親の収入が減り、分譲マンションの住宅ローンが重くのしかかっています。(物件は良いもので、もうすぐ築20年ですが購入時の3割程度しか売買価格が落ちていません。) 実母には最悪住む場所トレード(私一家が分譲マンションに入りローンを払い、実両親は賃貸へ引っ越し)にして欲しいと言われています。 実家は3Ldkなので、実両親と私一家で住むのは難しいです。 住宅ローンが苦しいと言っているぐらいなので、実両親の老後資金は無いと考えています。 義実家は一軒家で駅まで徒歩1分の好立地です。(ローン残ありですが) 幸いにも実両親、義両親ともに今のところ介護は不要です。 義両親と私一家は同じ市内在住で、義姉は同県ですが他市在住です。 私の両親のこともあり、義両親への援助で取れる方法といえば ⑴仕送りをする。(義姉と相談の上、同一の額で) ⑵義両親の土地を司法書士や不動産屋を介して購入し、賃貸として貸し出す。(税金が大変?) ⑶義両親と同居(これはもうよっぽどの手段です。個人的には絶対嫌ですが、月10万の仕送りなんて無理なので、そういった場合は考慮します) この3つかな?と思っています。(他に妙案があれば教えて欲しいです) (1)については義姉の懐事情にもよると思いますし、うちだけ一方的に援助も嫌なので、できるかはわかりません。 最善案は義実家の遺産相続を放棄して介護もローンも義姉に頼むことですが、夫が長男だし跡を継いで欲しいと言われていたので難しいと考えています。 夫には義両親の懐情報をやんわりと聞くように頼んでいますが、やってくれるかはわかりません… 半分ネタみたいな話になりますが、義実家に実両親が引っ越しすれば解決しないかな?と思っています。(みんな嫌でしょうけど) かなりの長文になりましたが、援助しなければならないとしたら、みなさんでしたらどんな対応をしますか。
義両親の経済状況を把握し、義姉と協力して対応を検討
義両親と実両親の老後資金問題への対応策
質問者様は、義両親と実両親の老後資金問題に直面し、どのように支援すべきか悩んでいらっしゃいますね。 経済的な負担だけでなく、家族関係や住居の問題も絡み合い、非常に複雑な状況です。一つずつ丁寧に見ていきましょう。
義両親の経済状況の把握
まず、義両親の経済状況を正確に把握することが重要です。夫を通じて、義両親の収入(年金、パート収入)、支出、借金(義実家のローン残額など)をできる限り詳しく聞き出す必要があります。 単なる憶測ではなく、具体的な数字に基づいて支援策を検討しましょう。
義姉との連携
義姉と連携を取り、情報共有と協力体制を築くことが不可欠です。義両親への支援は、夫と義姉、そして質問者様ご家族で公平に負担するべきです。 義姉の経済状況も把握し、負担できる範囲を話し合うことが必要です。 話し合いが難しい場合は、第三者(専門家)を介することも検討しましょう。
関係する法律・制度
具体的な支援方法を考える上で、いくつかの法律や制度が関係してきます。
- 相続税:義両親の遺産相続の際には、相続税が発生する可能性があります(相続税の基礎控除額を超える場合)。相続税の計算は複雑なので、税理士に相談することをお勧めします。
- 贈与税:義両親に金銭を贈与する場合、年間110万円を超える贈与には贈与税がかかります。贈与税の申告が必要になります。
- 不動産取得税:義両親の土地を購入する場合は、不動産取得税がかかります。
これらの税金は、専門家に相談して正確な計算を行うことが重要です。安易な判断は、思わぬ税金負担につながる可能性があります。
誤解されがちなポイント
「長男だから跡を継ぐべき」という考え方は、現代社会では必ずしも正しいとは限りません。相続は、法律に基づいて行われ、必ずしも長男が全てを相続するとは限りません。 相続放棄も選択肢の一つです。 また、義両親への支援は、義務ではありません。ご自身の経済状況や家族の生活を優先することも大切です。
実務的なアドバイス
質問者様が挙げられた3つの選択肢について、それぞれ解説します。
- 仕送り:義姉と相談の上、公平な金額で支援を行う。ただし、経済的に負担が大きすぎる場合は、無理をしないようにしましょう。
- 土地の購入と賃貸:土地を購入して賃貸に出すことは、安定的な収入源になる可能性がありますが、管理の手間や税金、リスクも考慮する必要があります。不動産会社や税理士に相談しましょう。
- 同居:同居は、経済的な負担を軽減できる可能性がありますが、生活空間の共有やプライバシーの問題など、様々な課題が生じる可能性があります。慎重に検討する必要があります。
他に考えられる方法としては、義両親が住む家の売却も検討できます。売却益で生活資金を確保し、その後は賃貸住宅に移るという選択肢です。ただし、売却には手続きや税金、新たな住居探しなどの課題があります。
専門家に相談すべき場合
相続、税金、不動産に関する専門的な知識が必要な場合、弁護士、税理士、司法書士、不動産会社などに相談することをお勧めします。 複雑な問題を一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが重要です。
まとめ
義両親と実両親への支援は、経済的な負担だけでなく、家族関係や住居の問題など、複雑な要素が絡み合っています。まずは、義両親の経済状況を正確に把握し、義姉と協力して、それぞれの家族の状況を考慮した上で、最適な支援策を検討することが重要です。 専門家のアドバイスを受けることも有効な手段です。 無理のない範囲で、冷静に判断し、対応していきましょう。