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義弟の土地と根抵当権:登記簿謄本を読み解き、最善策を探る

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登記簿謄本に記載されている「根抵当権」の意味がよくわかりません。義弟の土地は消費者金融のものになってしまうのでしょうか?もしそうなら、私たち(質問者とその家族)はどのようにすれば土地を取り戻せるのでしょうか?また、銀行は根抵当権設定された土地には手を出しにくいと聞いたのですが、本当でしょうか?
登記簿謄本(とじきぼとうほん)とは、不動産の所有者や権利関係を記録した公的な書類です。権利部(乙区)には、所有権以外の権利(抵当権など)が記載されます。今回のケースで重要なのは「根抵当権」です。
根抵当権(こんていとうけん)とは、債務者が複数の債権者(お金を貸してくれた人)に借金をしている場合に、一つの不動産を担保(たんぽ:借金を返せない場合に代わりに差し押さえられるもの)として設定する権利です。 複数の借金に対して、一つの不動産を担保にすることで、手続きを簡素化できます。 今回のケースでは、義弟が消費者金融から借金しており、その返済を担保するために義弟の土地に根抵当権が設定されています。 根抵当権は、債務者が借金を完済するまで続きます。
登記簿謄本に記載されている「平成17年法務省令第18号附則第3条第2項の規定により移記」は、法改正に伴う手続き上の記載で、権利関係の本質的な変化を示すものではありません。
現在の状況では、義弟の土地は義弟が所有しています。しかし、根抵当権が設定されているため、義弟が借金を返済しなければ、消費者金融は義弟に対して土地の競売(競売:裁判所が不動産を売却し、借金を回収する手続き)を申し立てることができます。競売によって土地が売却され、その売却代金で借金が返済されます。残金があれば義弟に返還されますが、借金の方が多ければ、義弟は土地を失うことになります。
このケースには、民法(不動産に関する権利関係を定める法律)と民事執行法(裁判所の判決に基づいて強制執行を行う手続きを定める法律)が関係します。根抵当権の設定や競売の手続きは、これらの法律に基づいて行われます。
「銀行の人は根抵当権設定された土地には手を出さない方がいい」という情報は、必ずしも正しくありません。銀行も根抵当権を設定することがありますし、競売物件を購入することもあります。ただし、競売物件はリスクが伴うため、慎重な調査と評価が必要です。
まず、義弟に現状を理解させ、借金問題の解決に向けて協力することが重要です。義弟が借金を返済できるよう、債務整理(さいむせいり:借金を減額したり、返済期間を延ばしたりする手続き)などの方法を検討する必要があります。弁護士や司法書士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。
借金問題や不動産に関する法律は複雑です。ご自身で解決しようとせず、弁護士や司法書士などの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家は、状況を的確に判断し、最善の解決策を提案してくれます。特に、競売手続きが始まってしまうと、状況は一気に悪化するため、早期の相談が重要です。
義弟の土地には根抵当権が設定されており、借金返済が滞れば競売にかけられるリスクがあります。土地を取り戻すには、義弟の借金問題を解決することが最優先です。そのためには、弁護士や司法書士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが不可欠です。早期の対応が、より良い結果につながります。
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