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老後不安と住宅ローン名義変更:母の所有住宅の相続対策と費用
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ローンの返済が完了する前に、住宅の名義変更は可能でしょうか? また、名義変更にかかる費用はどのくらいになるのでしょうか? 老後のことを考えると、名義変更はした方がいいのか迷っています。
住宅ローン名義変更とは、住宅ローンの借主(債務者)の名前を変えることです。 これは、所有権(不動産の権利)の移転とは少し違います。所有権移転は、家の所有者が変わることで、名義変更はローンの借主が変わるということです。 ローンを組んでいる金融機関の承諾が必要になります。 返済が完了していない場合でも、名義変更は原則として可能です。ただし、金融機関によっては、新たな審査が行われ、条件が厳しくなることもあります。例えば、新しい名義人の信用情報(信用度)や収入などが審査対象となります。
ご質問のケースでは、ローンの返済が完了する前に、主人の母から息子夫婦への名義変更が可能です。しかし、金融機関の承諾を得る必要があり、新しい名義人(息子夫婦)の信用情報や収入などを審査されます。 審査に通れば名義変更できますが、審査に落ちる可能性もあります。
住宅ローン名義変更には、民法(不動産の所有権に関する規定)や、抵当権設定契約(住宅ローンを担保として設定する契約)が関係します。 また、金融機関との間の契約内容も重要です。 複雑な法律問題が絡むため、専門家のアドバイスを受けることが非常に重要です。
「名義変更=所有権移転」と誤解している人が多いです。 名義変更はローンの借主を変えることで、所有権は必ずしも移転しません。 所有権の移転を希望する場合は、別途売買契約や贈与契約が必要になります。 また、名義変更は必ずしも有利なわけではありません。 新しい名義人の信用情報や収入によっては、審査に通りにくくなったり、より厳しい条件を提示されたりする可能性があります。
名義変更の手続きは、金融機関によって異なります。 まず、担当者と相談し、必要な書類や手続きについて確認しましょう。 一般的には、収入証明書、住民票、印鑑証明書などの提出が必要になります。 また、司法書士や弁護士などの専門家に依頼することで、スムーズな手続きが可能になります。 費用は、金融機関への手数料、司法書士や弁護士への報酬など、数万円から数十万円かかる場合もあります。
複雑な手続きや、金融機関との交渉が必要なため、専門家(司法書士、弁護士)に相談することを強くお勧めします。 専門家は、手続きをスムーズに進めるためのサポートをしてくれますし、リスクを回避するためのアドバイスもしてくれます。 特に、ローン残高が多い場合や、複雑な事情がある場合は、専門家の力を借りた方が安心です。
ローンの返済完了前でも名義変更は可能ですが、金融機関の審査や手続きが複雑です。 所有権移転とは異なる点に注意し、費用も考慮する必要があります。 専門家への相談が、スムーズな手続きとリスク回避に繋がります。 老後の不安を解消するためにも、早めの行動と専門家への相談が重要です。 ご自身の状況を正確に把握し、最適な方法を選択してください。
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