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老朽分譲マンションの売却方法:札幌築37年、親の物件をどう手放す?

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分譲マンションの売却は、多くの人にとって人生で数回あるかないかの大きな決断です。特に築年数が経過したマンションの場合、通常の売却とは異なる注意点や検討事項が出てきます。今回のケースのように、老朽化が進んでいる場合は、さらに複雑になることも。
まず、基本的な知識として、分譲マンションは「区分所有建物」(くぶんしょゆうたてもの)と呼ばれ、各住戸は所有者の専有部分、建物全体や共用部分は区分所有者全員の共有部分となります。今回のケースでは、親御さんが所有する住戸(専有部分)を売却することが主な検討事項となります。
老朽化したマンションの処分方法としては、主に以下の3つの選択肢が考えられます。
それぞれの選択肢にはメリットとデメリットがあり、物件の状態、立地、市場の状況、そして所有者の希望によって最適な方法は異なります。
売却を選択する場合、まずは不動産会社に査定を依頼することから始まります。築年数が古いマンションの場合、建物の老朽化が売却価格に大きく影響します。また、修繕積立金の滞納や、管理費の未払いがある場合は、売却前に解決しておく必要があります。
売却の手続きとしては、不動産会社との媒介契約(ばいかいけいやく)の締結、物件の広告活動、購入希望者との交渉、売買契約の締結、そして引き渡しという流れになります。売買契約時には、建物の状態や付帯設備について詳細な説明を行う必要があります。契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)に関する事項も、事前に確認しておきましょう。
建物の老朽化が著しく、修繕費用が高額になる場合や、将来的に建物の価値が見込めない場合は、解体して土地として売却することも選択肢の一つです。
解体には、まず区分所有者全体の合意形成が必要となります。区分所有法(くぶんしょゆうほう)に基づき、建物の解体には、区分所有者及び議決権の各4分の3以上の多数による決議が必要です。解体費用も高額になるため、資金計画も重要になります。
解体後の土地の売却、または土地の有効活用(駐車場経営、戸建て住宅の建設など)も検討できます。
建物の状態がそこまで悪くなく、修繕やリフォームである程度改善できる場合は、賃貸物件として運用することも可能です。賃貸経営には、家賃収入を得られるというメリットがありますが、空室リスクや修繕費用の負担、入居者とのトラブルなど、様々なリスクも伴います。
賃貸にする場合は、まずリフォームや修繕を行い、入居者にとって魅力的な物件にする必要があります。賃貸管理会社に管理を委託することもできます。その場合、入居者の募集、契約手続き、家賃の回収、クレーム対応などを代行してくれます。
札幌市は、地下鉄沿線という好立地であり、マンションの需要も一定程度あります。しかし、築年数が古いマンションの場合、価格は周辺の築浅物件と比較して低くなる傾向があります。売却を検討する際には、札幌市全体の不動産市場の動向を把握し、近隣の類似物件の売買事例を参考に、適正な価格設定を行うことが重要です。不動産会社の査定だけでなく、複数の不動産会社に見積もりを依頼する(相見積もり)ことも有効です。
老朽化したマンションの売却において、よくある誤解を整理しておきましょう。
実際に売却を検討する際の、実務的なアドバイスをいくつかご紹介します。
具体例:札幌市内の築40年のマンションを売却したケースでは、立地条件が良く、周辺に商業施設や公共交通機関が充実していたため、一定の価格で売却できました。売主は、事前に建物の状態を修繕し、内装をリフォームすることで、売却価格を高くすることができました。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
今回のケースでは、築37年の老朽化した分譲マンションの処分方法について検討しました。売却、解体、賃貸という3つの選択肢があり、それぞれのメリットとデメリットを理解し、物件の状態、立地、市場の状況、そして所有者の希望に合わせて最適な方法を選択することが重要です。
特に重要なのは、
これらのポイントを踏まえ、親御さんの状況を考慮しつつ、最適な方法を見つけてください。
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