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耕作放棄地の問題:委託先の確保から将来への対策までを解説

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【背景】
父が亡くなってから15年間、2.2ヘクタールの農地を3人の耕作者に委託して米の耕作を行ってきました。しかし、耕作者の高齢化を理由に、来年以降の契約を更新できなくなりました。農業委員会は斡旋を行っておらず、自分で耕作者を探す必要があります。近隣の農家も高齢化が進み、耕作を委託できる人を見つけるのが難しい状況です。
【悩み】
耕作を委託できなくなった場合、農地は耕作放棄地となり、雑草が生い茂り、近隣からの苦情が出る可能性があります。現状維持のためには、草刈りや除草、トラクターでの耕運が必要ですが、農機具がなく、費用と労力がかかるため、現実的に難しいと考えています。また、来年定年退職し、収入が減少することも不安です。市街化調整区域内の農地であり、宅地転売もできないため、どのように対処すればよいのか悩んでいます。
耕作放棄地とは、簡単に言うと、1年以上作物が作られず、今後数年の間も耕作する意思がない土地のことです。農地は、食料の安定供給という重要な役割を担っており、耕作放棄地の増加は、食料自給率の低下や地域の景観悪化、ひいては自然災害のリスクを高めることにもつながります。
農地を所有している方が直面する問題として、耕作を続けるための労力や費用の負担、後継者不足、耕作者の高齢化などが挙げられます。今回の質問者様のように、委託していた耕作者との契約が更新できなくなるケースも増えており、対策が急務となっています。
まず、現状を整理しましょう。質問者様は、2.2ヘクタールの農地を所有しており、委託していた耕作者との契約が来年以降更新できなくなる見込みです。近隣の農家も高齢化が進み、新たな耕作者を見つけることが難しい状況です。
具体的な対策としては、以下の選択肢が考えられます。
農地に関する主な法律は「農地法」です。農地法は、農地の有効利用を促進し、農業生産力の向上を図ることを目的としています。農地を売買したり、農地として利用する目的で権利を設定したりする場合には、農業委員会の許可が必要になります(農地法第3条)。
耕作放棄地に関する制度としては、以下のものがあります。
市街化調整区域内にある農地は、原則として宅地造成や建物の建築が制限されています。このため、農地以外の利用方法を検討する際には、都市計画法などの関連法規も確認する必要があります。
耕作放棄地を放置することには、いくつかのリスクがあります。
これらのリスクを避けるためにも、耕作放棄地を放置せず、適切な対策を講じることが重要です。
具体的にどのような行動をとればよいのでしょうか。
まず、地域の農業委員会に相談し、農地バンクへの登録や、耕作希望者の紹介について問い合わせてみましょう。
次に、近隣の農家や農業法人にコンタクトを取り、耕作を委託できる相手を探します。可能であれば、複数の方に相談し、比較検討することをお勧めします。
もし、耕作を委託できる相手が見つからない場合は、農地の利用転換も検討しましょう。市街化調整区域内であっても、太陽光発電や市民農園など、一部の利用方法が認められる可能性があります。
また、草刈りや除草作業は、ある程度の費用と労力がかかりますが、放置することによるリスクを考えると、定期的に行うことが重要です。
例えば、近隣の農家と協力して、共同で草刈りを行うこともできます。
今回のケースでは、以下の専門家への相談が有効です。
専門家への相談は、費用がかかる場合がありますが、的確なアドバイスを受けることで、将来的なリスクを回避し、より良い選択をすることができます。
今回の質問者様は、耕作委託先の高齢化により、農地の耕作継続が困難な状況に直面しています。市街化調整区域内の農地であるため、利用方法にも制限があります。
重要なポイントは、以下のとおりです。
これらの対策を講じることで、耕作放棄地化を防ぎ、将来を見据えた農地の有効活用が可能になります。
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