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自分の土地に放置された物を勝手に処分しても良い?放置物への対応を解説!

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【悩み】
所有者に撤去を促し、それでも放置が続く場合は、内容証明郵便で通知後に処分を検討しましょう。
自分の土地に、所有者不明の物が放置されてしまう問題は、意外と多く発生します。まずは、この問題に関する基本的な知識を整理しましょう。
・所有権とは?
所有権(しょうゆうけん)とは、自分の物を自由に使える権利のことです。例えば、自分の土地や家、持ち物などに対して、所有者は使用したり、人に貸したり、売ったり、あるいは処分したりすることができます。ただし、法律で制限されている場合や、他人の権利を侵害する場合は、自由に使えないこともあります。
・不法投棄との違い
今回のケースのように、所有者が自分の土地に物を放置した場合は、不法投棄(ふほうとうき)とは異なります。不法投棄は、廃棄物を不法に投棄する行為であり、法律で厳しく罰せられます。今回のケースでは、所有者が物を置いていったという点で、不法投棄とは区別されます。
・放置された物の種類
放置される物の種類は様々です。自転車、家電製品、不用品、ゴミなど、多岐にわたります。これらの放置物は、土地の利用を妨げ、景観を損ねるだけでなく、場合によっては、安全上の問題を引き起こす可能性もあります。
今回のケースでは、まず所有者に撤去を求めることが重要です。口頭での連絡だけでなく、記録に残る形で通知することが望ましいです。具体的には、以下の手順で進めることをおすすめします。
・所有者への連絡
最初に、所有者に直接連絡を取り、放置されている物の撤去を求めます。電話やメールなど、連絡が取れる方法で構いません。この際、いつまでに撤去してほしいのか、期限を明確に伝えます。口頭でのやり取りだけでなく、記録として残せるように、メールやSMSなどを活用すると良いでしょう。
・内容証明郵便の送付
所有者との連絡がうまくいかない場合や、連絡が取れない場合は、内容証明郵便(ないようしょうめいゆうびん)を送付します。内容証明郵便とは、郵便局が「いつ、誰が、誰に、どのような内容の手紙を送ったか」を証明してくれるサービスです。これにより、後々トラブルになった場合に、証拠として役立ちます。
内容証明郵便には、以下の内容を記載します。
・最終的な処分
内容証明郵便を送付しても所有者が対応しない場合は、最終的に放置物を処分することを検討します。ただし、勝手に処分してしまうと、後でトラブルになる可能性があるので、慎重に進める必要があります。処分する前に、弁護士などの専門家に相談することも検討しましょう。
この問題に関係する主な法律や制度を説明します。
・民法
民法(みんぽう)は、私たちの日常生活における様々な権利や義務を定めた法律です。放置物の問題に関しても、民法の所有権に関する規定や、不法行為に関する規定が関係してきます。
・廃棄物処理法
廃棄物処理法(はいきぶつしょりほう)は、廃棄物の適正な処理を定めた法律です。放置物が廃棄物にあたる場合は、この法律が適用されます。ただし、今回のケースのように、所有者がいる場合は、廃棄物処理法の適用は限定的です。
・土地の利用に関する条例
地方自治体によっては、土地の利用に関する条例を定めている場合があります。これらの条例には、放置物の問題に関する規定が含まれていることもあります。例えば、放置物の撤去を義務付けるような内容が含まれている場合があります。
この問題に関して、よくある誤解を整理しておきましょう。
・勝手に処分しても良い?
放置物を勝手に処分すると、所有者から損害賠償請求(そんがいばいしょうせいきゅう)される可能性があります。特に、その物がまだ価値のあるものであった場合や、所有者が処分を希望していなかった場合は、トラブルになる可能性が高まります。必ず、所有者に撤去を求める連絡を取り、適切な手続きを踏むことが重要です。
・どれくらい待てば良い?
法律上、明確な期間が定められているわけではありません。しかし、一般的には、所有者に撤去を求める連絡をし、ある程度の期間(通常は1ヶ月程度)を置いた後、内容証明郵便を送付し、さらに一定期間を置いてから処分を検討するのが、安全な方法とされています。ただし、放置物の状況や、所有者との関係性などによって、適切な期間は異なります。
・警察に相談すれば良い?
放置物の問題は、基本的には民事上の問題として扱われます。したがって、警察に相談しても、直接的な解決には繋がらないことが多いです。ただし、放置物が犯罪に関係している場合や、所有者が特定できない場合は、警察に相談することも検討できます。
実際に放置物問題に直面した場合の、実務的なアドバイスと具体例を紹介します。
・写真や記録の重要性
放置物の状況を記録しておくことは非常に重要です。写真や動画を撮影し、どのような物が、いつから、どこに放置されているのかを記録しておきましょう。また、所有者とのやり取りも、メールや書面などで記録しておくと、後々トラブルになった場合に、証拠として役立ちます。
・撤去費用の負担
放置物を処分する際にかかる費用は、原則として所有者の負担となります。内容証明郵便で、撤去費用を請求する旨を伝えておきましょう。ただし、所有者が費用を支払わない場合は、別途、裁判などで請求する必要があります。
・弁護士への相談
放置物の種類や量が多い場合、所有者との連絡がうまくいかない場合、または、損害賠償請求される可能性がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、法的なアドバイスや、交渉、訴訟などの手続きを代行してくれます。
・具体例:自転車の放置
例えば、自分の土地に自転車が放置されている場合、まず所有者を探し、撤去を求めます。所有者が分からない場合は、近隣の駐輪場や、警察に問い合わせてみることもできます。所有者が判明し、撤去を拒否した場合は、内容証明郵便を送付し、処分する旨を伝えます。それでも撤去されない場合は、処分を検討します。この際、自転車を処分する費用を、所有者に請求することができます。
以下のような場合は、専門家への相談を検討しましょう。
・放置物の種類と量が多い場合
放置物の種類や量が多い場合は、処分に手間がかかるだけでなく、法的な手続きも複雑になる可能性があります。弁護士や、行政書士に相談することで、適切なアドバイスや、手続きの代行を受けることができます。
・所有者とのトラブルが予想される場合
所有者との間で、撤去を巡ってトラブルが発生する可能性がある場合は、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、法的な観点から、適切な対応方法をアドバイスし、交渉や訴訟などの手続きを代行してくれます。
・損害賠償請求される可能性がある場合
勝手に放置物を処分した場合や、放置物によって損害が発生した場合など、所有者から損害賠償請求される可能性がある場合は、弁護士に相談しましょう。弁護士は、損害賠償請求への対応や、訴訟手続きを代行してくれます。
・法的知識に不安がある場合
法律に関する知識に不安がある場合は、専門家に相談することで、適切なアドバイスを受けることができます。弁護士や、行政書士は、法律の専門家として、あなたの状況に合わせて、的確なアドバイスをしてくれます。
今回の問題解決のポイントをまとめます。
自分の土地に放置された物への対応は、慎重に進める必要があります。今回の解説を参考に、適切な対応を行い、問題を解決してください。
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