• Q&A
  • 自己破産、債務整理、個人再生…借金問題の解決策をわかりやすく解説

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

自己破産、債務整理、個人再生…借金問題の解決策をわかりやすく解説

質問の概要

【背景】

  • 夫に約500万円のカードローンによる借金がある。
  • 他に、カード4社で月13万円、住宅ローンと車のローンで月11万円の支払いがある。
  • これまではカードローンの支払いを他のカードのキャッシングで賄っていたが、昨年年末にキャッシングが停止された。

【悩み】

  • 夫の借金問題を解決するために、自己破産、債務整理、個人再生のどれを選ぶのが良いか知りたい。
  • 住宅ローンがある場合、債務整理はできないのか疑問に思っている。
  • 個人再生は家を残せるが、元金を支払う必要があるという認識で、その支払いが可能か不安に感じている。
  • 夫の年収は530万円、1歳の子どもと妊娠中のため、生活費の負担も大きい。
  • 弁護士に相談する前に、自分たちでできることや、どの選択肢が最適なのかを知りたい。
自己破産、債務整理、個人再生はそれぞれ異なる手続きです。状況に合わせて専門家と相談し、最適な解決策を見つけましょう。

テーマの基礎知識:借金問題解決の選択肢

借金問題に直面したとき、解決策はいくつかあります。主なものとして、自己破産、債務整理(任意整理、特定調停)、個人再生があります。それぞれの制度は、借金の減額や免除、支払い方法の変更などを目的としています。どの方法を選ぶかは、借金の総額、収入、財産の状況などによって異なります。

まず、自己破産(じこはさん)は、裁判所に申し立てを行い、借金の返済を免除してもらう手続きです。借金が返済不能な状態(支払不能)である場合に利用できます。自己破産が認められると、原則としてすべての借金の返済義務がなくなります。ただし、一定の財産(高価なものなど)は処分される可能性があります。

次に、債務整理(さいむせいり)は、借金を減額したり、支払い方法を見直したりする手続きの総称です。債務整理には、主に以下の2つの方法があります。

  • 任意整理(にんいせいり):債権者(お金を貸した人)と交渉し、将来の利息をカットしたり、分割払いの期間を延長したりして、毎月の返済額を減らす方法です。
  • 特定調停(とくていちょうてい):裁判所の調停委員を介して、債権者と交渉し、和解を目指す方法です。

債務整理は、自己破産よりも手続きが簡単で、財産を維持できる可能性が高いというメリットがあります。

最後に、個人再生(こじんさいせい)は、裁判所に申し立てを行い、借金を大幅に減額してもらい、原則として3年間で分割して返済していく手続きです。住宅ローンがある場合でも、一定の条件を満たせば、住宅ローンだけは今まで通り支払い続け、家を残すことができます。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、夫の借金が500万円のカードローン、カード4社で月13万円、住宅ローンと車のローンで月11万円という状況です。また、これまでの支払いがキャッシングで賄われていたことからも、返済が困難な状況であることが伺えます。住宅ローンがあることも考慮すると、自己破産、個人再生、任意整理のいずれかを検討することになるでしょう。

住宅ローンがある場合でも、個人再生を選択すれば、住宅を残せる可能性があります。ただし、個人再生では、減額された借金を原則3年間で返済していく必要があります。夫の年収や生活費などを考慮し、返済が可能かどうかを慎重に検討する必要があります。

自己破産を選択した場合、原則としてすべての借金の返済義務がなくなりますが、住宅ローンも対象となるため、家を手放すことになります。ただし、自己破産は、借金問題からの根本的な解決を図るための有効な手段の一つです。

まずは、弁護士に相談し、夫の借金の状況、収入、財産などを詳しく説明し、最適な解決策を提案してもらうことが重要です。

関係する法律や制度

借金問題に関係する主な法律は、「破産法」と「民事再生法」です。自己破産は破産法に基づいて行われ、個人再生は民事再生法に基づいて行われます。また、債務整理は、民法や利息制限法などの関連法規に基づいて行われます。

これらの法律は、借金問題を抱える人々が、生活を立て直し、経済的な再生を図るための法的手段を提供しています。ただし、これらの手続きを利用するには、それぞれの法律で定められた条件を満たす必要があります。

たとえば、自己破産の場合、借金の原因や、免責不許可事由(借金を免除してもらえない理由)がないことなどが重要になります。個人再生の場合、安定した収入があることや、借金の総額が一定の範囲内であることなどが条件となります。

これらの法律や制度について、専門家である弁護士に相談し、自身の状況に合った手続きを選ぶことが大切です。

誤解されがちなポイントの整理

借金問題に関する誤解は多く、手続きを選択する際に混乱を招くことがあります。以下に、よくある誤解とその解説を示します。

  • 誤解1:自己破産をすると、一生、借金ができなくなる。
  • 解説:自己破産後、一定期間(概ね7~10年)は、新たな借入やクレジットカードの利用が難しくなります。しかし、期間が経過すれば、再び借入が可能になることもあります。
  • 誤解2:債務整理をすると、必ず家や車を手放さなければならない。
  • 解説:債務整理の方法によっては、家や車を残せる可能性があります。任意整理では、特定の債権者とのみ交渉するため、住宅ローンや車のローンを対象から外すことも可能です。個人再生では、住宅ローンを支払い続けることで、家を残すことができます。
  • 誤解3:個人再生は、必ず借金を大幅に減額できる。
  • 解説:個人再生では、借金の総額や、個人の財産の状況などによって、減額の幅が異なります。また、減額された借金を、原則3年間で返済していく必要があります。
  • 誤解4:弁護士に相談すると、必ず自己破産を勧められる。
  • 解説:弁護士は、依頼者の状況を詳しく聞き取り、最適な解決策を提案します。自己破産だけでなく、債務整理や個人再生など、様々な選択肢の中から、最も適切な方法を検討します。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

借金問題を解決するためには、まず現状を把握し、専門家に相談することが重要です。以下に、具体的なステップと、それぞれのステップにおける注意点を紹介します。

  1. 現状の把握
  2. まず、夫の借金の総額、債権者、借入の経緯などを整理します。カードの利用明細や、ローンの契約書などを確認し、借金の詳細を把握しましょう。また、収入と支出を正確に把握することも重要です。家計簿をつけたり、通帳の記録を確認したりして、月々の生活費や、返済に充てられる金額を把握しましょう。

  3. 専門家への相談
  4. 弁護士や司法書士などの専門家に相談し、借金の状況や、利用できる制度について説明を受けましょう。無料相談を実施している事務所もあるので、複数の事務所に相談し、自分に合った専門家を探すのも良いでしょう。相談の際には、これまでの経緯や、現在の状況を正直に伝えましょう。

  5. 解決策の検討
  6. 専門家のアドバイスを受け、自己破産、債務整理(任意整理、特定調停)、個人再生の中から、最適な解決策を検討します。それぞれの制度のメリット・デメリットを理解し、自身の状況に合った方法を選びましょう。住宅ローンがある場合は、家を残せる方法を選択することも検討しましょう。

  7. 手続きの開始
  8. 解決策が決まったら、専門家に手続きを依頼します。手続きには、書類の作成や、債権者との交渉など、様々な作業が必要となります。専門家の指示に従い、必要な書類を提出し、手続きを進めていきましょう。

  9. 生活の立て直し
  10. 借金問題が解決した後も、生活の立て直しが必要です。収入と支出のバランスを見直し、無理のない生活を心がけましょう。家計簿をつけたり、節約をしたりして、無駄遣いを減らすことも重要です。また、借金を繰り返さないように、計画的なお金の使い方を身につけましょう。

専門家に相談すべき場合とその理由

借金問題は、一人で抱え込まず、専門家に相談することが重要です。特に、以下のような場合は、早めに弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。

  • 借金の返済が困難になった場合
  • 毎月の返済が滞りそうになったり、すでに滞納してしまったりした場合は、早急に専門家に相談しましょう。放置しておくと、遅延損害金が発生し、借金がさらに増えてしまう可能性があります。

  • 複数の債権者から取り立てを受けている場合
  • 複数の債権者から取り立てを受けている場合、精神的な負担が大きくなります。専門家に相談することで、取り立てをストップさせることができ、精神的な負担を軽減できます。

  • 自己破産や個人再生を検討している場合
  • 自己破産や個人再生は、専門的な知識が必要な手続きです。手続きをスムーズに進めるために、弁護士に依頼することをお勧めします。

  • 借金の原因がギャンブルや浪費の場合
  • 借金の原因がギャンブルや浪費の場合、自己管理能力に問題がある可能性があります。専門家は、借金問題の解決だけでなく、カウンセリングや、生活習慣の改善などのサポートも提供できます。

専門家は、法律の専門知識だけでなく、借金問題に関する豊富な経験を持っています。相談することで、適切なアドバイスを受け、最適な解決策を見つけることができます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問のケースでは、夫の借金問題について、自己破産、債務整理、個人再生のいずれかの手続きを検討する必要があります。住宅ローンがあること、収入、家族構成などを考慮し、最適な方法を選ぶことが重要です。

重要なポイント

  • まずは、専門家(弁護士)に相談し、現状を正確に把握し、適切なアドバイスを受けること。
  • 自己破産、債務整理、個人再生それぞれのメリット・デメリットを理解し、自身の状況に合った解決策を選ぶこと。
  • 住宅ローンがある場合は、家を残せる可能性のある個人再生を検討すること。
  • 借金問題を一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けながら、解決を目指すこと。

借金問題は、早めに適切な対策を講じることで、解決できる可能性が高まります。専門家と協力し、より良い未来を目指しましょう。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop