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自己破産で何がなくなる?所持品や制限、手続きの流れをわかりやすく解説

質問の概要

【背景】

  • 自己破産(破産手続き)について知りたい。
  • 自己破産をすると、具体的に何がなくなるのか知りたい。
  • 所持品(テレビ、冷蔵庫、車、ゲームなど)が売却されることはあるのか知りたい。
  • 自己破産によって、何ができるようになり、何ができなくなるのか知りたい。

【悩み】

自己破産によって、具体的にどのような影響があるのか、特に財産や行動に制限があるのか不安です。手続きの流れや、自分にとっての具体的な影響を知りたいと思っています。

破産すると、一部の財産は失われますが、生活に必要なものは残ります。借金は原則免除され、一定の制限はありますが、再出発も可能です。

回答と解説

テーマの基礎知識:自己破産とは?

自己破産とは、借金を返済できなくなった人が、裁判所に申し立てて、借金を帳消し(免責)にするための手続きです。簡単に言うと、「もう借金を返せません!」と裁判所に助けを求めることですね。

自己破産の手続きは、大きく分けて2つの段階があります。

  • 破産手続開始決定: 裁判所が、借金が返済不能であると認める段階です。
  • 免責許可決定: 借金の帳消しを認める段階です。この決定が出れば、原則として借金の返済義務はなくなります。

自己破産は、借金で苦しんでいる人にとって、再出発の大きなチャンスとなります。ただし、手続きには様々な決まりがあり、財産を失ったり、一定の制限を受けたりすることもあります。

今回のケースへの直接的な回答:破産で失うもの、残るもの

自己破産をすると、原則としてすべての財産が対象となります。しかし、すべての物が無くなるわけではありません。自己破産の手続きでは、「自由財産」と呼ばれるものは、手元に残すことができます。

具体的に、以下のようなものが失われる可能性があります。

  • 現金: 99万円を超える現金は、原則として没収されます。
  • 預貯金: 20万円を超える預貯金は、没収される可能性があります。
  • 不動産: 土地や建物などの不動産は、原則として売却され、債権者への弁済に充てられます。
  • 自動車: 自動車も、原則として売却されます。
  • 高価な財産: 貴金属や高級品など、価値の高い財産も売却される可能性があります。

一方、以下のようなものは、手元に残せる可能性が高いです。

  • 99万円以下の現金: 生活に必要な範囲の現金は残せます。
  • 差押え禁止財産: 法律で差押えが禁止されている財産(例:生活に必要な衣類、家具など)
  • 自由財産の拡張: 裁判所の判断により、特定の財産を自由財産として認めてもらえる場合があります。例えば、20万円以下の預貯金や、時価20万円以下の自動車などです。

自己破産は、生活を立て直すための手続きですが、生活に必要な最低限のものは守られるようになっています。ただし、個別の状況によって判断が異なる場合があるため、専門家への相談が重要です。

関係する法律や制度:破産法とは?

自己破産の手続きは、破産法という法律に基づいて行われます。破産法は、借金で困っている人を救済し、経済的な再生を促すための法律です。

破産法には、破産手続きの流れ、財産の管理、債権者への配当、免責の条件など、様々な規定があります。自己破産を検討する際には、この破産法の知識が不可欠となります。

また、自己破産の手続きには、裁判所や破産管財人(裁判所が選任する、破産者の財産を管理・処分する人)が関与します。破産管財人は、破産者の財産を調査し、債権者への配当を行う役割を担います。

破産法は、自己破産の手続きを円滑に進め、債権者と破産者の双方の利益を保護するための重要な法律です。

誤解されがちなポイントの整理:自己破産の誤解を解く

自己破産について、よくある誤解を解いていきましょう。

  1. すべての財産がなくなるわけではない: 上述の通り、生活に必要な財産は残せる可能性があります。
  2. 家族に迷惑がかかる?: 自己破産は、原則として破産者本人の借金だけが対象です。家族の財産や借金に影響が及ぶことは、基本的にはありません。ただし、家族が保証人になっている場合は、その保証人に返済義務が生じます。
  3. 一生、借金ができなくなる?: 自己破産後、一定期間(概ね7~10年)は、新たな借入やクレジットカードの利用が難しくなります。しかし、この期間が過ぎれば、再び借入が可能になることもあります。
  4. 会社をクビになる?: 自己破産したこと自体を理由に、会社を解雇されることは、法律上、原則としてありません。ただし、職業によっては、資格制限を受ける場合があります(例:警備員、保険外交員など)。

自己破産に関する情報は、誤解されやすい部分も多いため、正確な情報を入手し、専門家へ相談することが重要です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:手続きの流れと注意点

自己破産の手続きは、以下のようになります。

  1. 弁護士への相談: まずは、弁護士に相談し、自己破産の手続きが可能かどうか、費用や手続きの流れについて確認します。
  2. 弁護士への依頼: 弁護士に依頼すると、弁護士が債権者との交渉や、裁判所への書類作成などを代行してくれます。
  3. 破産手続開始の申立て: 弁護士が、裁判所に破産手続開始の申立てを行います。
  4. 破産手続開始決定: 裁判所が、破産手続開始を決定します。
  5. 破産管財人による財産調査: 破産管財人が、破産者の財産を調査します。
  6. 債権者集会: 債権者を集めて、破産者の財産状況や、今後の手続きについて説明する集会が開かれます。
  7. 免責審尋: 裁判官が、免責を許可するかどうかを判断するために、破産者と面談を行います。
  8. 免責許可決定: 裁判所が、免責を許可する決定を下します。

手続きを進める上での注意点としては、

  • 嘘をつかない: 裁判所や破産管財人に対して、嘘をついたり、財産を隠したりすると、免責が認められない可能性があります。
  • 誠実に対応する: 裁判所や破産管財人の指示に従い、誠実に対応することが大切です。
  • 専門家に相談する: 手続きは複雑なので、専門家(弁護士)に相談し、アドバイスを受けながら進めることが重要です。

専門家に相談すべき場合とその理由:専門家のサポートの重要性

自己破産の手続きは、専門的な知識が必要であり、個人で行うのは非常に困難です。以下のような場合は、必ず専門家(弁護士)に相談しましょう。

  • 借金の額が多額である場合: 借金の額が多いほど、手続きは複雑になります。
  • 財産が多い場合: 不動産や自動車など、高価な財産がある場合、手続きが複雑になる可能性があります。
  • 債権者が多い場合: 債権者が多いほど、手続きは煩雑になります。
  • 自己破産に関する知識がない場合: 自己破産に関する知識がないまま手続きを進めると、思わぬ落とし穴に陥る可能性があります。
  • 精神的な負担が大きい場合: 自己破産の手続きは、精神的な負担が大きいものです。専門家は、手続きをサポートするだけでなく、精神的な面でも支えとなります。

弁護士に相談することで、

  • 手続きをスムーズに進めることができる。
  • 財産の調査や、債権者との交渉を代行してもらえる。
  • 免責が認められる可能性を高めることができる。
  • 精神的な負担を軽減できる。

など、多くのメリットがあります。自己破産を検討する際は、まず弁護士に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。

  • 自己破産は、借金で苦しんでいる人が再出発するための手続きです。
  • 自己破産をすると、一部の財産は失われますが、生活に必要なものは残せる可能性があります。
  • 自己破産の手続きは、破産法に基づいて行われます。
  • 自己破産に関する情報は、誤解されやすい部分も多いため、正確な情報を入手することが重要です。
  • 自己破産の手続きは複雑なので、専門家(弁護士)に相談し、アドバイスを受けることが重要です。

自己破産は、人生の再スタートを切るための重要な選択肢の一つです。正しい知識と専門家のサポートを得て、より良い未来を目指しましょう。

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