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親からマンション購入!賢い交渉で価格を抑える方法と注意点
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親に提示する条件として、子供に売却したほうが得だと判断する材料を探したい。
仲介手数料やリフォーム代金などを差し引いた上で、いくら程度の価格で交渉するのが適切なのか知りたい。不動産の知識がないため不安です。
親からマンションを購入する場合、通常の不動産売買と同様に、売買契約(売主と買主の間で、不動産の所有権を移転させる契約)を締結する必要があります。 重要なのは、この契約が公正に行われ、法的に問題がないようにすることです。 親族間での取引とはいえ、契約書の作成は必須です。 口約束だけでは、後々トラブルになる可能性があります。 契約書には、売買価格、支払い方法、物件の引渡し時期、瑕疵担保責任(物件に隠れた欠陥があった場合の責任)など、重要な事項を明確に記載する必要があります。
質問者様は住宅ローンが組めないため、現金で購入を検討されています。 同じマンションの一室が2000万円で売り出されているとのことですので、これを基準に考えましょう。 しかし、親族間売買では、仲介手数料(不動産会社に支払う手数料)が不要になります。これは大きなメリットです。 通常、売買価格の3%~4%程度が仲介手数料としてかかりますので、2000万円の場合、60万円~80万円の節約になります。
さらに、リフォームが必要な場合は、その費用も考慮する必要があります。 リフォーム費用は、物件の状態によって大きく異なりますので、事前に業者に見積もりを取ることが重要です。 仮にリフォーム費用が50万円かかるとすると、仲介手数料と合わせて110万円~130万円の費用が削減できる計算になります。
これらの費用を差し引いた上で、親御さんとの交渉に入ることが重要です。 2000万円から110万円~130万円を引いた1870万円~1890万円を交渉のスタートラインとして、親御さんと相談しながら最終的な価格を決定していくのが良いでしょう。
親族間での不動産売買は、民法(日本の基本的な法律)が適用されます。 特に重要なのは、売買契約に関する規定です。 契約内容が不明確な場合、トラブルに発展する可能性がありますので、契約書は専門家(弁護士や司法書士)にチェックしてもらうことをお勧めします。 また、贈与税(財産を無償で贈与した場合にかかる税金)の観点からも、売買価格の適正性が問われる可能性があります。 売買価格が低すぎると、贈与とみなされる可能性があり、税金がかかる可能性があります。
親族間売買だからといって、価格を大幅に安く交渉できるわけではありません。 適正な価格で取引を行うことが重要です。 安すぎる価格で売買した場合、税務調査で問題になる可能性もありますし、親御さんとの関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
まずは、親御さんとじっくり話し合い、お互いの希望を明確にしましょう。 具体的な数字を提示し、交渉を進めることが重要です。 リフォーム費用や、今後の修繕費用の負担についても事前に話し合っておくべきです。 また、売買契約書は必ず作成し、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。
不動産取引は複雑なため、専門家の助けが必要な場合があります。 特に、価格交渉、契約書の作成、税金に関する相談などは、専門家に相談することをお勧めします。 トラブルを未然に防ぎ、安心安全に取引を進めるために、専門家の力を借りましょう。
親からマンションを購入する際には、仲介手数料やリフォーム費用などを考慮し、適正な価格で交渉することが重要です。 専門家への相談も検討し、親御さんとの良好な関係を維持しながら、スムーズな取引を進めましょう。 契約書は必ず作成し、内容をしっかり確認しましょう。 親族間であっても、法的な手続きをきちんと踏むことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
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