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親友への高額貸付と権利書譲渡:抵当権リスクと安全な資金回収方法

【背景】
* 25年来の親友に700万円を4ヶ月間貸し付けることになりました。
* 緊急のため、公正証書ではなく借用書で貸付を行い、親友の中古マンション(1000万円相当、抵当権なし)の権利書を譲り受けます。

【悩み】
権利書を譲り受けるだけで抵当権を設定しなければ、知らぬ間に抵当権を付けられてお金が回収できなくなるか心配です。また、事後でも抵当権を付ける手続きをするべきか迷っています。

権利書譲渡だけでは抵当権設定の担保にはなりません。事後でも抵当権設定が推奨されます。

親友への高額貸付と権利書の役割

まず、今回のケースで重要なのは「借用書」と「権利書」の役割の違いを理解することです。

借用書は、お金を借りたという事実を証明する書類です。一方、権利書(不動産登記簿謄本(とうきぼとつほん)のことです。登記簿謄本は、不動産の所有者や抵当権などの権利関係を記録した公的な書類です)は、不動産の所有権を証明する書類ではありません。あくまで、不動産の登記状況を確認するための書類です。

つまり、権利書を譲り受けたからといって、あなたが自動的にそのマンションの所有者になるわけではありません。また、権利書を譲り受けたとしても、あなたの債権(お金を貸した権利)を担保するものではありません。

抵当権の設定と権利書の関係

抵当権とは、債務者が債権者(あなた)に対して債務を履行しない場合に、担保として差し押さえた不動産を売却して債権を回収できる権利のことです。抵当権を設定するには、不動産登記所に「抵当権設定登記」という手続きを行う必要があります。

権利書を譲り受けただけでは、抵当権は設定されません。仮に、あなたの親友が別の金融機関からお金を借りて、そのマンションに抵当権を設定した場合でも、あなたは権利書を預かっているだけでは、その抵当権を阻止することはできません。

抵当権設定登記の重要性と手続き

親友から700万円を借りたあなたの立場を守るためには、マンションに抵当権を設定することが非常に重要です。抵当権を設定することで、親友が債務を履行しない場合、マンションを売却して債権を回収できるようになります。

抵当権設定登記は、司法書士などの専門家に依頼して行うのが一般的です。必要な書類や手続きは複雑なため、専門家の助けを借りることで、スムーズかつ確実に手続きを進めることができます。

誤解されがちなポイント:権利書と所有権

権利書を譲り受けたからといって、マンションの所有権があなたに移転するわけではありません。権利書はあくまで、不動産の登記状況を確認するための書類です。所有権の移転には、不動産の売買契約と所有権移転登記が必要です。

実務的なアドバイス:抵当権設定と契約内容

親友への貸付においては、借用書だけでなく、抵当権設定契約書を締結し、抵当権設定登記を行うことを強く推奨します。契約書には、返済期日、利率、違約金などの条件を明確に記載しましょう。また、万が一、親友が返済できなくなった場合の対応についても、事前に話し合っておくことが重要です。

専門家に相談すべき場合

今回のケースのように、高額な貸付を行う際には、弁護士や司法書士などの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家は、法律的なリスクや手続きについて適切なアドバイスを行い、安全な資金回収をサポートしてくれます。特に、親友との間でトラブルが発生した場合、専門家の介入は非常に重要になります。

まとめ:安全な貸付のための対策

親友への高額貸付においては、権利書を譲り受けただけでは十分な担保とはなりません。安全な資金回収のためには、抵当権設定登記を行うことが不可欠です。また、契約内容を明確に記載した契約書を作成し、必要に応じて専門家に相談することで、リスクを最小限に抑えることができます。 借用書だけでは、債権回収が困難になる可能性があることを理解し、適切な法的措置を講じることを忘れないようにしましょう。

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