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賃貸物件の壁に開けた小さな穴の補修費用:エアコンリモコンホルダー設置と退去時の責任

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退去する時、この小さな穴の補修費用は私の負担になるのでしょうか?それとも敷金から補修費用を差し引かれる範囲内でしょうか?エアコン設置の際に、このホルダーも一緒に設置するのが一般的なのでしょうか?
賃貸物件において、エアコンのリモコンホルダーを壁に取り付けることは、決して珍しいことではありません。多くの場合、エアコンの設置業者や不動産会社が、設置の際に同時に取り付けてくれます。これは、リモコンの置き場所を確保し、使い勝手を向上させるためです。しかし、このホルダーの取り付けには、壁に小さな穴を開ける必要があり、それが退去時の修繕問題に繋がる可能性があります。
結論から言うと、穴の大きさや状態によっては、敷金からの補修が可能なケースと、借主負担となるケースがあります。一般的に、小さな釘穴程度の大きさであれば、敷金から差し引かれる範囲内と判断されることが多いです。しかし、大きな穴や、壁の損傷が著しい場合は、借主負担となる可能性が高まります。
賃貸借契約(民法607条)において、借主は、物件を借りた状態とほぼ同じ状態に戻して返還する義務があります。これは、通常使用による損耗を除きます。今回のケースでは、エアコンリモコンホルダーの設置は通常使用に該当するかどうかがポイントになります。
通常使用とは、居住者が普通に生活する上で生じる損耗を指します。小さな穴であれば、通常使用による軽微な損耗と判断される可能性が高いです。しかし、大きな穴や、明らかに不適切な取り付け方法による損傷であれば、通常使用の範囲を超えると判断される可能性があります。
「通常使用」の範囲は、必ずしも明確に定義されているわけではありません。裁判例などによって判断されることが多いです。そのため、「小さな穴だから大丈夫だろう」と安易に考えてしまうと、後々トラブルになる可能性があります。
例えば、取り付け位置が悪かったり、不適切な工具を使用したりして、大きな穴を開けてしまった場合は、通常使用の範囲を超えると判断される可能性が高いです。
退去時のトラブルを避けるために、以下のような対応が有効です。
* **取り付け前に写真撮影:** ホルダーを取り付ける前と取り付け後の状態を写真に撮っておきましょう。これにより、穴の大きさを客観的に判断することができます。
* **不動産会社への報告:** ホルダーを取り付ける前に、不動産会社に報告し、許可を得ておくことが重要です。許可を得ていれば、トラブルを回避できる可能性が高まります。
* **丁寧な取り付け:** 適切な工具を使用し、丁寧に穴を開け、ホルダーを取り付けましょう。
* **補修材の用意:** 退去時に備えて、穴を埋めるための補修材(パテなど)を用意しておくと安心です。
穴の大きさや状態について判断に迷う場合は、弁護士や不動産会社などに相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、トラブルを未然に防ぐことができます。特に、不動産会社との間で意見が食い違った場合は、専門家の意見を参考に交渉を進めることが重要です。
エアコンリモコンホルダーの設置による小さな穴は、通常使用による軽微な損耗と判断され、敷金から補修費用を差し引かれる可能性が高いです。しかし、穴の大きさや状態、取り付け方法によっては、借主負担となる可能性もあります。トラブルを避けるためには、取り付け前後の写真撮影、不動産会社への報告、丁寧な取り付け、そして必要に応じて専門家への相談が重要です。 事前に不動産会社と確認しておくことが、一番安心な方法です。
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