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車いす利用者の賃貸モデルルーム入室拒否は差別? バリアフリー物件なのに…

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入室拒否は不当な差別的扱いとなる可能性があり、物件のバリアフリーを考慮すると問題です。
賃貸物件のモデルルームへの入室を断られたという今回のケース、どのような状況だったのでしょうか。まずは、今回のケースの背景にある一般的な事情を整理してみましょう。
賃貸物件のモデルルームは、入居希望者が実際に部屋の広さや内装、設備などを確認するために設けられています。通常、モデルルームは、まだ入居者がいない状態の物件、または、完成前の物件に作られます。今回のケースのように、プレハブ内部に造作されたモデルルームの場合、完成前の物件を想定している可能性が高いでしょう。
モデルルームの目的は、あくまで「入居希望者に物件の魅力を伝え、契約に繋げること」です。そのため、モデルルームは、物件の「顔」とも言える重要な役割を担っています。しかし、今回のケースでは、車いすを使用しているという理由で入室を断られたとのこと。これは、非常に残念な状況と言えるでしょう。
今回のケースでは、入室を断られた理由が「部屋を汚す」「家具備品を傷つける」というものだったようです。しかし、質問者様は、過去にモデルルームで家具や備品を傷つけたことも、目立つ汚れをつけたこともないと述べています。この点を踏まえると、今回の入室拒否は、正当な理由に基づいたものとは言えない可能性があります。
バリアフリーを謳っている物件であるにも関わらず、車いす利用者の入室を拒否することは、疑念を抱かせる行為です。状況によっては、差別的な扱いと見なされる可能性も否定できません。
今回のケースで関係してくる可能性のある法律としては、「障害者差別解消法」が挙げられます。この法律は、障害を理由とする不当な差別的取り扱いを禁止しています。
障害者差別解消法(しょうがいしゃさべつかいしょうほう)とは、障害のある人に対する差別をなくし、誰もが平等に社会参加できる社会を目指すための法律です。具体的には、行政機関や事業者に対し、障害のある人への合理的配慮(かいりてきはいりょ)を義務付けています。
合理的配慮(ごうりてきはいりょ)とは、障害のある人が他の人と平等に機会を得られるように、状況に応じて行われる、必要かつ適切な調整のことです。今回のケースで言えば、車いす利用者のために、モデルルームへの入室方法を工夫する、あるいは、別の方法で物件の情報を提供するなどの対応が考えられます。
今回のケースでは、入室を拒否したことが、この合理的配慮を欠いた行為と見なされる可能性もあります。ただし、個別の状況によって判断は異なり、一概に違法と断定できるわけではありません。
今回のケースでは、いくつかの誤解が生じる可能性があります。まず、賃貸物件の場合、車いす利用者は「迷惑客」であるという誤解です。これは、全くの誤りです。障害の有無に関わらず、誰もが平等に物件を選ぶ権利があります。車いすを利用しているからといって、入居を拒否される理由はありません。
次に、モデルルームの入室を拒否する理由として、「部屋を汚す」「家具備品を傷つける」というものが挙げられていますが、これも誤解を招きやすい点です。通常の使用であれば、部屋が著しく汚れたり、家具備品が傷ついたりすることはありません。もし、そのような事態が発生したとしても、弁償などの対応で解決できます。入室を拒否するほどの理由にはならないでしょう。
また、バリアフリーを謳っている物件だからこそ、車いす利用者の入室を拒否することは、矛盾しているという点も重要です。バリアフリーをアピールしているのであれば、車いす利用者が実際に物件を確認できるように、最大限の配慮をするべきです。
今回のケースで、質問者様が取るべき行動について、いくつかアドバイスをさせていただきます。
まず、入室を拒否した不動産会社に、なぜ入室を拒否されたのか、具体的な理由を改めて確認してみましょう。その際に、障害者差別解消法やバリアフリーに関する物件の考え方についても言及し、理解を求めることも有効です。
もし、説明に納得できない場合は、他の物件を探すことも視野に入れましょう。バリアフリー物件は、近年増えてきています。インターネットや不動産会社を通じて、ご自身に合った物件を探すことができます。
また、今回の件を、他の人に相談することも良いでしょう。例えば、障害者支援団体や弁護士に相談することで、専門的なアドバイスを受けることができます。もし、不当な差別的扱いがあったと判断された場合は、法的措置を検討することも可能です。
さらに、今回の経験を、他の車いす利用者の方々と共有することも大切です。SNSやブログなどを通じて、情報発信することで、同じような境遇の方々の役に立つかもしれません。
今回のケースで、専門家に相談すべき状況としては、以下のような場合が考えられます。
このような場合は、弁護士や障害者支援団体などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、法律的な観点から、今回のケースの問題点を整理し、適切なアドバイスをしてくれます。また、必要に応じて、不動産会社との交渉や、法的措置をサポートしてくれます。
今回のケースでは、車いす利用者の賃貸モデルルーム入室拒否という問題について解説しました。以下に、今回の重要ポイントをまとめます。
今回の件が、質問者様にとって、より良い解決に繋がることを願っています。
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