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退職後、家を手放し独立資金に。退職金は差し押さえられる?

質問の概要

【背景】

  • サラリーマンを退職後、自営業を始める予定。
  • 独立資金を確保するため、現在の家を売却する計画。
  • 家の売却価格が低く、独立資金が不足する見込み。
  • 退職金を事業資金に充てたいが、家のローン返済が困難になる可能性。

【悩み】

  • 家のローンが払えなくなった場合、担保(家)を銀行に渡すだけでなく、退職金まで差し押さえられるのか不安。
退職金は原則差し押さえ対象ですが、状況により異なります。専門家への相談を推奨します。

担保物件と退職金:基本的な関係性

退職後の独立を考え、資金繰りに悩む方は少なくありません。今回のケースでは、家を担保(抵当権が設定されている状態)に融資を受けている場合、万が一ローンが支払えなくなるとどうなるのか、退職金が差し押さえの対象になるのかという不安があるようです。

まず、基本的な知識として、家を担保にしている場合、その家はローンの返済を保証する「担保物件」となります。もしローンが支払えなくなると、銀行などの金融機関は担保物件を売却し、その売却代金から未払い分のローンを回収する権利(抵当権実行)を持っています。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースで、家を担保にしている状態でローンが払えなくなった場合、銀行はまず家を売却し、その代金からローンの残債を回収します。しかし、家の売却価格がローンの残高を下回る場合(担保割れ)、銀行は残りの債務を回収するために、他の財産を差し押さえる可能性があります。

退職金も、原則として差し押さえの対象となる財産です。ただし、退職金が全額差し押さえられるわけではなく、法律で定められた範囲(差押禁止財産)は保護されます。

関係する法律や制度

この問題に関連する主な法律は、「民法」と「民事執行法」です。民法は、抵当権に関する規定を定めており、担保権の行使や債務者の権利について定めています。民事執行法は、債権者が債務者の財産を差し押さえるための手続きを定めており、差押えできる財産の範囲や、差押禁止財産について規定しています。

また、退職金に関する取り扱いについては、退職金規程や労働契約の内容も重要になります。退職金の性質(給与の一部か、将来の給付かなど)によって、差し押さえの可否や範囲が変わる可能性があります。

誤解されがちなポイントの整理

多くの方が誤解しがちな点として、家を担保にしているから、必ずしも退職金が差し押さえられるわけではないという点があります。

担保割れの場合の対応: 家の売却価格がローンの残高を下回る場合、銀行は残りの債務を回収するために、他の財産を差し押さえる可能性があります。しかし、必ずしも退職金が全額差し押さえられるわけではありません。

差押禁止財産: 民事執行法では、生活に必要な最低限の財産(差押禁止財産)は差し押さえられないと定められています。退職金の一部がこれに該当する可能性もあります。

債務整理: 債務整理(任意整理自己破産など)を行うことで、退職金の差し押さえを回避できる可能性もあります。

実務的なアドバイスと具体例

具体的な状況に応じた対応策を検討することが重要です。

ローンの見直し: 金融機関と交渉し、ローンの返済条件を見直す(借り換えや返済期間の延長など)ことで、当面の資金繰りを改善できる可能性があります。

売却価格の検討: 家の売却価格を上げるために、不動産会社と連携し、より高く売れる方法を検討することも重要です。

専門家への相談: 弁護士や司法書士などの専門家に相談し、債務整理を含めた解決策を検討することも有効です。

具体例:

Aさんは、家を担保に住宅ローンを借りていましたが、退職後の収入減によりローンの返済が困難になりました。家の売却価格がローンの残高を下回り、担保割れを起こす可能性がありました。Aさんは弁護士に相談し、任意整理を選択しました。これにより、退職金の一部をローンの返済に充てつつ、残りの債務は分割払いにすることで、生活を立て直すことができました。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような状況に当てはまる場合は、専門家への相談を強く推奨します。

・ ローンの返済が困難になり、滞納しそうな場合

早めに専門家に相談することで、事態が悪化する前に適切な対策を講じることができます。

・ 家の売却価格がローンの残高を下回る(担保割れ)可能性がある場合

担保割れの場合、退職金を含む他の財産が差し押さえられる可能性があります。専門家は、債務整理などの適切な解決策を提案できます。

・ 債務整理(任意整理自己破産など)を検討している場合

債務整理は、専門的な知識が必要となるため、弁護士や司法書士に相談することが不可欠です。

・ 金融機関との交渉がうまくいかない場合

専門家は、金融機関との交渉を代行し、より有利な条件を引き出すことができる場合があります。

まとめ

今回のケースでは、家を担保にローンを借り、退職後に独立資金を確保するために家を売却しようとしているものの、ローンの返済が困難になる可能性があるという状況でした。退職金が差し押さえられるかどうかは、ローンの残高、家の売却価格、退職金の性質、そして個々の状況によって異なります。

家の担保と退職金: 家を担保にしている場合、ローンが払えなくなると、家が売却され、それでも残債がある場合は他の財産から回収される可能性があります。退職金もその対象となる可能性があります。

差押えの制限: ただし、民事執行法により、生活に必要な財産は差し押さえられない(差押禁止財産)というルールがあります。

専門家への相談: ローン返済が困難な場合、担保割れの可能性がある場合、債務整理を検討している場合などは、弁護士や司法書士などの専門家に相談し、適切なアドバイスを受けることが重要です。

独立を目指すにあたり、資金繰りは重要な課題です。専門家のアドバイスを受けながら、最適な解決策を見つけることが、将来の安定につながります。

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