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連帯保証人が破綻寸前!自宅を守る方法は?法的手段と注意点

【背景】

  • 夫の会社の借入金6000万円の連帯保証人になっている。
  • 借入先は信用金庫で、ほとんどが保証協会付きの融資。
  • 会社の業績が悪化し、破綻が目前に迫っている。
  • 返済条件の変更を試みたが、厳しい状況。
  • 自宅には住宅金融公庫の抵当権が設定されている。

【悩み】

  • 会社が破綻した場合、連帯保証人として多額の借金を背負うことになる。
  • 自宅を手放したくない。
  • 合法的に自宅を守る方法があるのか知りたい。
連帯保証債務の整理と自宅保全には、専門家への相談と法的手段の検討が重要です。

連帯保証と破綻:基礎知識

連帯保証人というのは、簡単に言うと「もし借主がお金を返せなくなった場合に、代わりに返済する義務を負う人」のことです。今回のケースでは、ご主人の会社の借金に対して、あなたが連帯保証人になっているということですね。

連帯保証には、通常の保証よりもさらに強い責任があります。通常の保証の場合、まずは借主に請求してください、という「催告の抗弁権(さいこくのこうべんけん)」や、借主の財産から先に差し押さえてください、という「検索の抗弁権(けんさくのこうべんけん)」が保証人には認められています。しかし、連帯保証人にはこれらの権利がないため、債権者(お金を貸した側)は、借主ではなく連帯保証人に対して、すぐに全額の返済を求めることができます。

今回のケースのように、会社が破綻した場合、連帯保証人であるあなたは、借金全額を返済する義務を負う可能性があります。これは大変な事態ですが、様々な救済策や対応策がありますので、諦めずに対応していくことが重要です。

今回のケースへの直接的な回答

自宅を守るための方法はいくつか考えられますが、まずは冷静に状況を整理し、専門家である弁護士や司法書士に相談することが重要です。自己判断で動くのではなく、専門家の助言を受けながら、最適な方法を選択していくことが、結果的に自宅を守ることにつながる可能性を高めます。

現時点での情報から判断すると、以下の選択肢が考えられます。

  • 債務整理:自己破産、個人再生、任意整理といった方法があります。
    • 自己破産:借金をすべて免除してもらう方法ですが、自宅を手放す必要があります。
    • 個人再生:借金を減額してもらい、原則として3年間で分割返済する方法です。住宅ローンがある場合は、住宅ローンだけはそのまま支払い続け、自宅を守れる可能性があります(住宅ローン特別条項)。
    • 任意整理:債権者との交渉により、借金の減額や返済期間の延長を目指す方法です。
  • 住宅ローンの借り換え:住宅ローンの残債が少ないため、金融機関によっては、借り換えを検討できる可能性があります。
  • 親族からの資金援助:親族から資金援助を受け、借金を一部返済する方法も考えられます。
  • 任意売却:住宅ローンを滞納する前に、債権者である金融機関の同意を得て、自宅を売却する方法です。

これらの方法は、それぞれメリットとデメリットがあり、あなたの状況に合わせて最適な方法を選択する必要があります。

関係する法律や制度

今回のケースで関係する主な法律や制度は以下の通りです。

  • 民法:連帯保証に関する規定があります。連帯保証人の責任や、債務整理に関する基本的なルールが定められています。
  • 破産法:自己破産の手続きに関する規定があります。
  • 民事再生法:個人再生の手続きに関する規定があります。
  • 住宅ローン特別条項:個人再生の手続きにおいて、住宅ローン債権者の権利を保護するための規定です。
  • 保証協会:信用保証協会は、中小企業が金融機関から融資を受ける際に、連帯保証人に代わって保証を行う制度です。今回のケースでは、信用金庫からの借入金のほとんどが保証協会付きとのことですので、保証協会との交渉も重要になります。

これらの法律や制度を理解しておくことで、専門家との相談や、今後の手続きをスムーズに進めることができます。

誤解されがちなポイント

連帯保証に関する誤解として、以下のようなものがあります。

  • 連帯保証人は、借主と同じように借金を返済する義務がある:これは正しい理解です。連帯保証人は、借主が返済できなくなった場合、代わりに全額を返済する義務があります。
  • 連帯保証人には、借主の財産を先に差し押さえる権利がある:これは誤解です。連帯保証人には、このような権利はありません。
  • 自己破産すれば、連帯保証人の責任も消える:これはケースによります。自己破産は、借主の借金を免除する手続きですが、連帯保証人の責任はそのまま残ることがあります。連帯保証人も自己破産の手続きをする必要がある場合もあります。
  • 自宅を守る方法は、絶対にない:これは誤解です。債務整理や住宅ローンの借り換えなど、自宅を守るための方法はいくつかあります。

これらの誤解を解き、正しい知識を持つことが、適切な対応をするために重要です。

実務的なアドバイスと具体例

具体的なアドバイスとしては、以下の点が挙げられます。

  • 早急に専門家へ相談する:弁護士や司法書士に相談し、あなたの状況を正確に把握してもらい、最適な解決策を提案してもらいましょう。
  • 債権者との交渉:弁護士に依頼して、債権者(信用金庫や保証協会)との交渉をしてもらいましょう。返済条件の変更や、減額交渉ができる可能性があります。
  • 財産の保全:自宅以外の財産(預貯金、有価証券など)がある場合は、債権者から差し押さえられる可能性があります。専門家と相談し、財産を守るための対策を検討しましょう。
  • 資料の準備:借入に関する契約書、住宅ローンの資料、収入や支出を証明する資料など、必要な書類を事前に準備しておきましょう。
  • 精神的なサポート:今回の状況は、精神的な負担が大きいものです。家族や友人、専門家からのサポートを受けながら、乗り越えていきましょう。

具体例として、個人再生の手続きをしたケースを考えてみましょう。このケースでは、住宅ローンはそのまま支払い続け、自宅を守りながら、その他の借金を減額してもらうことができました。ただし、個人再生には、安定した収入があることなどの条件があります。

専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースでは、以下のような場合に専門家への相談が必須です。

  • 借金の額が大きい場合:6000万円という借入額は、個人で解決するのは非常に困難です。
  • 破綻が確実な場合:会社の破綻が目前に迫っている場合、迅速な対応が必要です。
  • 自宅を守りたい場合:自宅を守るためには、専門的な知識と法的手段が必要になります。
  • 債権者との交渉が難しい場合:債権者との交渉は、専門的な知識がないと不利になる可能性があります。

専門家(弁護士・司法書士)に相談することで、以下のようなメリットがあります。

  • 法的アドバイス:あなたの状況に合わせた、適切な法的アドバイスを受けることができます。
  • 債務整理の手続き:自己破産、個人再生、任意整理などの手続きを代行してもらえます。
  • 債権者との交渉:債権者との交渉を代行してもらい、有利な条件を引き出せる可能性があります。
  • 精神的なサポート:精神的な負担を軽減し、安心して手続きを進めることができます。

専門家への相談は、あなたの権利を守り、最善の結果を得るために不可欠です。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースの重要ポイントをまとめます。

  • 連帯保証人としての責任:会社が破綻した場合、あなたは多額の借金を返済する義務を負う可能性があります。
  • 自宅を守る方法:債務整理や住宅ローンの借り換えなど、自宅を守る方法はいくつかあります。
  • 専門家への相談:早急に弁護士や司法書士に相談し、あなたの状況に合わせた最適な解決策を提案してもらいましょう。
  • 情報収集と準備:借入に関する契約書や、収入や支出を証明する資料など、必要な書類を事前に準備しておきましょう。
  • 冷静な対応:状況を冷静に分析し、専門家の助言に従いながら、最善の選択をしましょう。

今回の問題は非常に深刻ですが、諦めずに適切な対応をすることで、自宅を守り、生活を立て直すことは十分に可能です。 専門家のアドバイスを受けながら、一つ一つ問題を解決していきましょう。

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