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連帯債務ありのマンション売却、任意売却は可能?残債はどうなる?

【背景】

  • 15年前に父が購入したマンションについて、弟が連帯債務者(共同で借金を背負う人)となり住宅ローンを組んでいます。
  • 住宅金融公庫と年金機構から借り入れがあります。
  • 弟のローン返済が厳しく、マンションローンの返済も困難な状況です。
  • マンションを売却したいと考えていますが、ローン残債が1000万円ほど残りそうです。

【悩み】

  • 連帯債務者がいる場合でも任意売却は可能なのでしょうか?
  • 任意売却が難しい場合、他にマンションを売却する方法はあるのでしょうか?
  • 残債を一括返済する資金はありません。
連帯債務ありでも任意売却は可能。専門家への相談と、債権者(お金を貸した側)との交渉が重要です。

テーマの基礎知識:住宅ローンと売却の基本

住宅ローンは、家を購入する際に金融機関からお金を借りる契約です。借りたお金は、毎月分割で返済していきます。この返済が滞ると、金融機関は担保となっている家を売却し、貸したお金を回収する権利(抵当権(ていとうけん))を持っています。

連帯債務とは、複数の人が一緒に住宅ローンを借りる形態です。この場合、全員が同じように返済義務を負います。もし誰か一人が返済できなくなると、他の人も含め、全員が残りの借金を返済する責任を負うことになります。

マンションを売却する方法には、大きく分けて「任意売却」と「競売(けいばい)」があります。

  • 任意売却:住宅ローンを借りている金融機関の合意を得て、通常の不動産売買のように売却する方法です。
  • 競売:返済が滞った場合に、金融機関が裁判所を通じて家を売却する方法です。

今回のケースへの直接的な回答:連帯債務と売却の可能性

連帯債務者がいる場合でも、任意売却は可能です。しかし、そのためには、住宅ローンを借りている金融機関の同意を得る必要があります。金融機関は、売却によってローンの残債がどれだけ回収できるか、そして、他の担保となる資産がないかなどを考慮して、任意売却を認めるかどうかを判断します。

今回のケースでは、弟さんが連帯債務者であり、ローンの返済が厳しい状況です。マンションを売却してもローン残債が残る見込みがあるため、金融機関との交渉が非常に重要になります。

関係する法律や制度:債権者と連帯債務者の権利

住宅ローンに関連する主な法律は、民法です。民法には、債権(お金を貸した側の権利)と債務(お金を借りた側の義務)に関する様々な規定があります。連帯債務についても、民法で詳しく定められています。

今回のケースで重要なのは、金融機関(債権者)が、連帯債務者である弟さんを含め、誰にでもローンの残金を請求できるという点です。また、マンションを売却した後に残債が発生した場合、金融機関は、その残債を連帯債務者全員に請求できます。

誤解されがちなポイントの整理:任意売却の注意点

任意売却は、競売よりも高い価格で売却できる可能性があり、残債を減らすことができます。しかし、いくつか注意すべき点があります。

  • 債権者の同意:任意売却を行うには、住宅ローンを借りている金融機関の同意が不可欠です。
  • 売却価格:売却価格は、市場価格を参考にしながら、債権者と相談して決定します。
  • 残債の処理:売却後もローン残債が残る場合、その残債をどのように返済していくか、債権者との間で交渉する必要があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介:任意売却を進めるステップ

任意売却を進めるには、以下のステップで進めるのが一般的です。

  1. 専門家への相談:まずは、任意売却に詳しい不動産業者や弁護士に相談しましょう。状況を整理し、今後の進め方についてアドバイスをもらいます。
  2. 債権者との交渉:金融機関に任意売却の意向を伝え、交渉を開始します。売却価格や残債の返済方法について、具体的な提案を行います。
  3. 売却活動:不動産業者の協力を得て、マンションの売却活動を行います。
  4. 売買契約の締結:買主が見つかり、売買条件が合意に至ったら、売買契約を締結します。
  5. 決済・引き渡し:売買代金を受け取り、マンションを引き渡します。

具体例として、Aさんのケースを考えてみましょう。Aさんは、連帯債務者である弟さんと共にマンションを購入しましたが、ローンの返済が困難になりました。専門家である不動産業者に相談し、任意売却を進めることにしました。不動産業者は、金融機関との交渉を行い、マンションの売却価格を決定しました。売却後、残債が発生しましたが、Aさんは、専門家のアドバイスを受けながら、無理のない返済計画を立てることができました。

専門家に相談すべき場合とその理由:専門家の活用

今回のケースのように、連帯債務があり、ローン残債が残りそうな場合は、必ず専門家に相談することをおすすめします。

  • 不動産業者:任意売却に詳しい不動産業者は、売却活動をサポートし、債権者との交渉も代行してくれます。
  • 弁護士:法的なアドバイスを提供し、債権者との交渉を有利に進めることができます。また、自己破産などの法的手段についても相談できます。
  • 住宅ローンアドバイザー:住宅ローンの専門家として、ローンの問題解決についてアドバイスをしてくれます。

専門家は、個々の状況に合わせて、最適な解決策を提案してくれます。また、専門家のサポートを受けることで、精神的な負担を軽減し、スムーズに問題解決を進めることができます。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回の質問に対する重要なポイントをまとめます。

  • 連帯債務があっても、任意売却は可能です。
  • 任意売却を行うには、金融機関の同意が不可欠です。
  • 専門家(不動産業者、弁護士など)に相談し、アドバイスを受けることが重要です。
  • 売却後の残債については、債権者と交渉し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

マンション売却は、複雑な手続きを伴う場合があります。一人で悩まず、専門家の力を借りながら、問題を解決していくことをおすすめします。

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