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遺産相続トラブル!実家の権利・預金・不動産、全てを失った私の救済策は?

【背景】
* 4年前、父が他界。母に全遺産を相続させました。
* 母の葬儀2週間後、姉が母を公正役場へ連れて行き、遺言書を作成。
* 姉が母の口座から家賃収入を引き出し、自分の口座へ移動。
* 母が亡くなった際、姉が全ての遺産を持ち逃げ。
* 遺留分減殺請求書を提出しましたが無視されています。

【悩み】
* 実家の権利3分の1は金で買い取られるのか?
* 持ち逃げされた預金は戻ってこないのか?
* 家賃収入についても金で片付けられるのか?
* 裁判でこれらの問題が解決するのか、不安です。

遺留分減殺請求、控訴で解決の可能性あり。状況次第で全額返還も。

テーマの基礎知識:遺留分と遺言

遺産相続は、法律で定められたルールに従って行われます。その中で重要なのが「遺留分(いりゅうぶん)」です。遺留分とは、相続人が最低限受け取れる遺産の割合のことです。法律で、配偶者や子供には一定割合の相続分が保障されています。遺言によって相続人が全く遺産を受け取れないような場合でも、遺留分は保障されます。

遺言書には、自筆証書遺言(じひつしょうしょいげん)、公正証書遺言(こうせいしょうしょいげん)、秘密証書遺言(ひみつしょうしょいげん)など、いくつかの種類があります。今回のケースでは、公正証書遺言が作成されたようです。公正証書遺言は、公証役場(こうしょうやくば)で作成される遺言で、法的効力が強く、偽造されにくいという特徴があります。

今回のケースへの直接的な回答

質問者様の状況は、非常に難しい状況です。しかし、諦める必要はありません。遺留分減殺請求(いりゅうぶんげんさつせいきゅう)を既にされているとのことですが、姉がそれを無視している状態です。これは、法律に違反する行為です。

関係する法律や制度:民法

今回のケースに関係する法律は、主に民法です。民法には、相続、遺留分、遺言に関する規定が詳しく書かれています。特に、遺留分侵害請求(いりゅうぶんしんがいせいきゅう)は、今回のケースで重要な要素となります。遺留分を侵害されたと判断されれば、裁判で姉に損害賠償を請求できます。

誤解されがちなポイント:遺言の有効性

遺言書は、作成された状況によっては無効になる場合があります。例えば、遺言能力(いげんのうりょく)がない状態(認知症など)で作成された遺言や、遺言者が強い圧力の下で作成された遺言などは、無効とされる可能性があります。姉が母の意思に反して遺言書を作成させた可能性があれば、その遺言は無効となる可能性があります。

実務的なアドバイスや具体例:弁護士への相談

現状では、弁護士に相談することが強く推奨されます。弁護士は、証拠を収集し、裁判戦略を立て、姉と交渉し、必要であれば裁判を起こすなど、質問者様を全面的にサポートしてくれます。弁護士費用はかかりますが、取り戻せる可能性のある遺産額を考えれば、費用対効果は高いでしょう。

専門家に相談すべき場合とその理由:弁護士・司法書士

姉が遺留分減殺請求を無視し続けていること、また、複雑な法的問題が絡んでいることから、弁護士への相談は必須です。弁護士は、民法や相続に関する専門知識を持ち、裁判手続きにも精通しています。司法書士も相続手続きに詳しい専門家ですが、弁護士ほど訴訟手続きに強くありません。

まとめ:諦めないで、専門家の力を借りましょう

今回のケースは、複雑で難しい問題ですが、法的救済を受ける可能性はあります。姉の行為は、法律に違反している可能性が高く、裁判で争うことで、実家の権利、預金、家賃収入の一部または全てを取り戻せる可能性があります。まずは弁護士に相談し、状況を詳しく説明し、適切なアドバイスを受けましょう。諦めずに、専門家の力を借りて、権利を主張することが重要です。 早めの行動が、結果を大きく左右します。

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