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遺言後の財産増加と相続!包括遺言の注意点と効果的な書き方

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遺言書に書いた時点よりも資産が増えた場合、その増加分も子供二人に相続されるのでしょうか? もし、そうでない場合、遺言書を書き直す必要はあるのでしょうか? また、遺言書に「全ての財産」と書くだけでは不十分なのでしょうか? 具体的にどのように書けば、確実に増加した財産も相続されるようにできるのかが心配です。
遺言とは、自分が亡くなった後の財産の相続について、自分の意思をあらかじめ書き残しておく制度です(民法第966条)。 遺言には、特定の財産を誰に相続させるかを決める「**限定遺言**」と、全ての財産を誰に相続させるかを決める「**包括遺言**」があります。質問者様は、包括遺言を作成されたようです。
包括遺言は、簡潔に「全ての財産を○○に相続させる」と記述することで、作成時点での全ての財産だけでなく、将来増加する財産も相続対象に含めることができます。 ただし、重要なのはその「**全ての財産**」という表現の解釈です。 曖昧な表現だと、相続にトラブルが生じる可能性があります。
質問者様のケースでは、包括遺言で「全ての財産を子供二人に相続させる」と記載されていれば、遺言作成後増加した不動産や投資信託などの資産も、子供二人に相続されます。 これは、包括遺言の性質上、遺言作成時点だけでなく、死亡時点での全ての財産を対象とするためです。
日本の民法は、遺言の効力を規定しています。 特に重要なのは、遺言の解釈に関する規定です。 裁判所は、遺言の内容を解釈する際に、遺言者の真意を汲み取ろうとします。 そのため、遺言の内容は、できるだけ明確で、誤解がないように記述することが重要です。
「全ての財産」という表現は、一見すると明確に見えますが、実際には解釈の余地が残る可能性があります。 例えば、「全ての財産」の定義が曖昧だと、相続人同士で争いが発生する可能性があります。 また、特定の財産を除外したい場合、その旨を明確に記載しなければ、除外できない可能性があります。
遺言書を作成する際には、専門家(弁護士や司法書士)に相談することを強くお勧めします。 専門家は、遺言の内容が法律に合致しているか、また、将来的なトラブルを回避できるよう、適切な表現方法をアドバイスしてくれます。 例えば、「現在所有する不動産、預金、株式、その他一切の財産」のように、具体的に列挙することで、誤解を防ぐことができます。 また、増加する可能性のある財産についても、「将来取得する財産を含む全ての財産」といった記述を加えることも有効です。
高額な資産や複雑な財産構成(複数の不動産、事業、海外資産など)をお持ちの場合、専門家に相談することが不可欠です。 専門家は、相続税対策や、相続手続きの円滑化についてもアドバイスしてくれます。 特に、家族関係が複雑な場合や、相続人同士の仲が悪化している場合は、専門家の介入が非常に重要になります。
包括遺言は、簡潔に相続を決められる便利な遺言ですが、曖昧な表現はトラブルの原因となります。 「全ての財産」を明確に定義し、将来の財産増加にも対応できるよう、専門家の力を借りて、正確で分かりやすい遺言書を作成することが重要です。 遺言は、ご自身の大切な意思を未来へ伝えるものです。 後悔のないよう、しっかりと準備を進めていきましょう。
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