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隣地切土と擁壁設置:境界線と所有権、そして不安解消への道標

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擁壁の設置位置、所有権、水抜き穴からの水の問題、将来的な修繕の問題など、多くの不安を抱えています。業者に言われるがままにせず、適切な対応をしたいです。
まず、擁壁(ようへき)(土留めのための壁)の設置位置と所有権は、隣地との境界線(土地の区切り)の正確な位置によって決まります。境界線は、登記簿(土地の所有権を記録した公的な書類)に記載されているはずですが、実際の地上の状況と一致しない場合もあります。そのため、まずは境界の確認が重要です。
境界確定には、隣地所有者との合意が理想的です。しかし、合意に至らない場合は、測量士(土地の境界を測量する専門家)に依頼し、正確な境界線を確定してもらう必要があります。これは、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。
業者の提案は、擁壁をあなたの土地に設置したいというもので、これはあなたの土地の利用を制限することになります。そのため、安易に承諾せず、まず境界線を正確に確認することが大切です。
測量士による境界確定後、擁壁の設置位置を決定します。擁壁の基礎(土台)があなたの土地にかかる場合、その部分の土地使用に関する権利(地役権(じえきけん)(他人の土地を利用する権利))の設定や、土地の売買、もしくは賃借(土地を借りること)といった方法が考えられます。
このケースでは、民法(日本の基本的な法律)の規定が関係します。特に、隣地所有者には、あなたの土地に損害を与えない義務があります。また、境界確定には、隣接地の所有者間の合意が優先されます。合意が得られない場合は、裁判所の調停(当事者間の合意を促す手続き)や訴訟(裁判)という手段も考えられます。
「隣地が切土したから、擁壁は隣地が負担すべき」という考えは、必ずしも正しくありません。境界線と擁壁の位置関係、そして隣地所有者の行為があなたの土地に損害を与えたかどうかを、個別に判断する必要があります。
1. **境界確定:** まず、測量士に依頼して境界線を正確に確定しましょう。費用はかかりますが、後々のトラブルを防ぐために不可欠です。
2. **交渉:** 境界線が確定した後、隣地所有者と擁壁の設置位置、所有権、費用負担について交渉しましょう。弁護士や土地家屋調査士(土地に関する専門家)に相談しながら交渉を進めることをお勧めします。
3. **契約:** 合意に至った場合は、内容を明確に記載した契約書を作成しましょう。
4. **水抜き穴:** 水抜き穴からの漏水(水が漏れること)については、契約書に明記し、責任の所在を明確にする必要があります。
境界確定、交渉、契約など、専門的な知識が必要な場面が多くあります。弁護士や土地家屋調査士、測量士などの専門家に相談することで、あなたの権利を守り、トラブルを回避することができます。特に、業者との交渉が難航する場合は、専門家の介入が不可欠です。
隣地切土と擁壁設置の問題は、境界線の確認、関係者との交渉、そして専門家への相談が非常に重要です。安易に業者の提案を受け入れるのではなく、自分の権利をしっかりと確認し、適切な対応をしましょう。早めの専門家への相談が、トラブル回避と円満解決への近道となります。
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