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  • 離婚で共有の土地建物を任意売却。ローン残債はなくなる?成功報酬は?

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離婚で共有の土地建物を任意売却。ローン残債はなくなる?成功報酬は?

質問の概要

【背景】

  • 離婚に伴い、共有財産であった築11年の土地と建物(ローン残債2000万円)を売却することになりました。
  • 不動産会社に任意売却を勧められ、その会社に売却を依頼しました。
  • 現在、ローンの支払いが3ヶ月滞っており、催促の電話が来ています。

【悩み】

  • 任意売却が成功した場合、ローンの支払いはなくなるのでしょうか?
  • 不動産会社からは何も説明がなかったのですが、成功報酬は発生するのでしょうか?

任意売却成功でローン残債が減額される可能性はありますが、ゼロになるとは限りません。成功報酬は発生します。

任意売却の基本を理解する

任意売却とは、住宅ローンの返済が難しくなった場合に、金融機関(債権者)の合意を得て、不動産を売却する方法です。通常の売買と異なり、債権者の同意が必要な点が特徴です。

今回のケースでは、離婚に伴い共有財産である土地と建物を売却することになったものの、住宅ローンの残債があり、返済が困難な状況にあるため、任意売却を検討することになったと考えられます。

任意売却は、競売(裁判所が不動産を売却する方法)よりも、より高い価格で売却できる可能性があり、債務者(ローンの借り主)の負担を軽減できる場合があります。

今回のケースへの直接的な回答

任意売却が成功した場合でも、必ずしもローンの残債がなくなるわけではありません。売却代金から、売却にかかった費用(仲介手数料、抵当権抹消費用など)を差し引いた金額が、住宅ローンの残債に充当されます。

もし、売却代金がローンの残債よりも少なかった場合は、残りの債務を支払う必要があります。この残債を「不足金」と呼びます。

ただし、債権者によっては、不足金の支払いを猶予したり、減額したりする場合があります。これは、任意売却を選択した債務者の状況や、売却の経緯などを考慮して決定されます。

また、不動産会社への成功報酬は、任意売却が成功した場合に発生します。報酬額は、売却価格や不動産会社との契約内容によって異なりますが、一般的には売買価格の3% + 6万円(消費税別途)が上限とされています。

関係する法律や制度

任意売却に関連する主な法律や制度としては、民法、不動産登記法、破産法などがあります。

  • 民法: 不動産の売買契約や債権に関する基本的なルールを定めています。
  • 不動産登記法: 不動産の権利関係を明確にするための登記に関するルールを定めています。
  • 破産法: 債務者が借金を返済できなくなった場合に、裁判所の監督のもとで債務を整理する手続き(破産)について定めています。任意売却後もローンの残債が残ってしまい、返済が難しい場合は、破産を検討することになるかもしれません。

また、住宅ローンの契約内容も重要です。契約書には、ローンの返済が滞った場合の取り決め(期限の利益の喪失など)や、担保に関する条項などが記載されています。任意売却を行う際には、これらの契約内容をしっかりと確認しておく必要があります。

誤解されがちなポイント

任意売却に関する誤解として、以下のようなものが挙げられます。

  • 任意売却をすれば必ず借金がなくなる: 任意売却は、あくまでも不動産を売却して債務を減らす手段であり、必ずしも借金がなくなるわけではありません。
  • 任意売却は誰でもできる: 任意売却を行うためには、債権者の同意が必要です。債権者が任意売却に同意しない場合は、競売になってしまう可能性があります。
  • 不動産会社は無料で相談に乗ってくれる: 多くの不動産会社は、任意売却に関する相談を無料で受け付けていますが、売却が成功した場合には、仲介手数料などの費用が発生します。

これらの誤解を解き、正しい知識を持つことが、任意売却を成功させるために重要です。

実務的なアドバイスと具体例

任意売却を成功させるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 専門家(不動産会社や弁護士)に相談する: 任意売却は、専門的な知識が必要となるため、経験豊富な専門家に相談することが重要です。
  • 複数の不動産会社に相談する: 複数の不動産会社に見積もりを依頼し、比較検討することで、より有利な条件で売却できる可能性があります。
  • 債権者との交渉を積極的に行う: 債権者との交渉次第で、残債の減額や支払いの猶予が得られる場合があります。
  • 売却活動を迅速に進める: ローンの滞納期間が長くなると、競売になる可能性が高まります。
  • 必要な書類を準備する: 任意売却に必要な書類(本人確認書類、不動産の権利証、ローンの契約書など)を事前に準備しておきましょう。

具体例:

Aさんの場合、離婚後に住宅ローンの支払いが滞り、任意売却を検討することになりました。Aさんは、複数の不動産会社に相談し、最も信頼できると感じた会社に売却を依頼しました。不動産会社は、債権者との交渉を重ね、最終的に売却価格をローン残債と同程度にすることができました。結果的に、Aさんは、不足金を支払うことなく、新たな生活をスタートすることができました。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(弁護士、不動産会社、または住宅ローン専門家など)に相談することをお勧めします。

  • ローンの支払いが滞り、督促が来ている場合: 早期に専門家に相談することで、適切な対応策を講じることができます。
  • 任意売却に関する知識がない場合: 専門家は、任意売却の手続きや注意点について、詳しく説明してくれます。
  • 債権者との交渉がうまくいかない場合: 専門家は、債権者との交渉を代行し、有利な条件で解決できるようにサポートしてくれます。
  • 競売になる可能性がある場合: 競売を回避するための対策について、専門家からアドバイスを受けることができます。
  • 残債の支払いが難しい場合: 専門家は、自己破産などの債務整理について、アドバイスをしてくれます。

専門家への相談は、任意売却を成功させるための重要なステップです。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

今回のケースでは、離婚に伴う共有財産の土地建物の任意売却について、以下の点が重要です。

  • 任意売却が成功しても、ローンの残債がなくなるわけではない。
  • 売却代金から費用を差し引いた金額が、ローンの残債に充当される。
  • 売却代金が残債より少ない場合は、不足金を支払う必要がある。
  • 不動産会社への成功報酬は発生する。
  • 専門家(不動産会社、弁護士など)に相談することが重要。

任意売却は、複雑な手続きを伴うため、専門家のサポートを受けながら、慎重に進めることが大切です。ローンの滞納が続くと、競売になる可能性も高まりますので、早めに対策を講じましょう。

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