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離婚後も共有名義マンション、元夫の自己破産で競売…どうなる?子供と私の住まいは?

【背景】
* 結婚中に元夫と共有名義でマンションを購入しました。
* 離婚後、ローンは私が払い続けています。
* 元夫が自己破産し、銀行が競売を進めていると連絡がありました。
* マンションの名義変更は、私の派遣社員の身分では難しく、3年間そのままです。
* 子供と私の両親と、現在もマンションに住んでいます。

【悩み】
離婚後も共有名義のままのマンションが競売にかけられることになり、私たち家族は住む場所を失ってしまうのではないかと不安です。どうすれば良いのか分かりません。

競売の可能性が高いですが、状況によっては住み続けられる可能性もあります。専門家への相談が必須です。

1.共有名義と不動産の競売について

不動産を複数人で所有する状態を「共有名義」といいます。今回のケースでは、質問者さんと元夫さんがマンションを共同で所有しています。 一方、自己破産とは、債務(借金)を支払うことができなくなった人が、裁判所に申し立てを行い、債務を免除してもらう手続きのことです(民事再生とは異なります)。自己破産の手続きが開始されると、債権者(銀行など)は、破産者の財産を差し押さえ、競売にかけて債権を回収しようとします。共有名義の不動産の場合、共有者全員の同意がなくても、競売にかけられる可能性があります。

2.今回のケースへの直接的な回答

元夫さんが自己破産し、銀行が競売手続きを進めている状況では、マンションが競売にかけられる可能性が非常に高いです。 競売によってマンションが売却されると、質問者さんは住む場所を失うことになります。

3.関係する法律や制度

このケースでは、民事訴訟法や不動産登記法、破産法などが関係してきます。特に、競売手続きは民事訴訟法に基づいて行われます。 また、破産法に基づき、元夫さんの財産(マンションの持分)が競売にかけられます。

4.誤解されがちなポイントの整理

「ローンを払い続けているから、私の権利が優先される」と考えるのは誤解です。ローンを支払っているからといって、所有権が質問者さんに移転するわけではありません。 共有名義である限り、元夫さんの持分も競売の対象となります。

5.実務的なアドバイスや具体例の紹介

まず、弁護士や司法書士などの専門家に相談することが重要です。専門家は、質問者さんの状況を詳しく聞き取り、競売回避の可能性や、競売になった場合の対応策などをアドバイスしてくれます。 例えば、競売開始前に、銀行と交渉して、ローン残債を分割で支払うなどの方法を検討できるかもしれません。また、競売になった場合でも、買い戻し(買戻権の行使)の可能性や、居住権の確保(居住権設定)といった選択肢も検討できます。

6.専門家に相談すべき場合とその理由

今回のケースは、法律的な知識が必要な複雑な問題です。 自己破産、競売、共有名義など、専門用語も多く、素人判断で対応するのは非常に危険です。 誤った判断で、より不利な状況に陥る可能性がありますので、必ず専門家に相談しましょう。

7.まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 共有名義の不動産は、共有者の一方の自己破産によって競売にかけられる可能性がある。
* ローンを払い続けていても、所有権は移転しない。
* 弁護士や司法書士などの専門家に相談することが重要。
* 競売回避や、競売になった場合の対応策を専門家と検討する必要がある。

早急に専門家にご相談されることを強くお勧めします。 ご自身の権利を守るためにも、適切なアドバイスを受けることが大切です。

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