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離婚後6年、元夫名義マンション居住中の名義変更と養育費減額調停への対応策

【背景】
* 離婚後6年経過。元夫名義の分譲マンションに、私、子供2人、母で居住。
* ローン名義は元夫。毎月8万円の返済を私が行っている。(35年ローン、残り23年)
* 固定資産税も私が負担。
* 離婚時に明確な取り決めがなく、元夫は勝手に出て行った状態。

【悩み】
元夫から、マンションの名義変更と養育費減額の調停を申し立てられました。マンションの名義変更は銀行が承諾しない可能性が高いです。今まで支払ったローンの返済分や固定資産税を請求することは可能でしょうか?また、調停ではどのように対応すれば良いのか、何を主張すれば良いのか分かりません。

名義変更は困難、返済分請求は可能。調停で主張を明確に。

テーマの基礎知識(定義や前提の説明)

このケースは、離婚後の財産分与(婚姻中に築いた財産の分割)と、養育費の支払いをめぐる問題です。 離婚時に財産分与や養育費について明確な合意がなければ、後からトラブルになる可能性があります。 また、ローン(住宅ローン)とは、住宅を購入するために金融機関から借りるお金のことです。 連帯保証人とは、ローンの返済が滞った場合に、代わりに返済する責任を負う人のことです。

今回のケースへの直接的な回答

元夫名義のマンションの名義変更は、銀行の承認を得られない限り、非常に困難です。 しかし、あなたが長年マンションのローン返済と固定資産税を負担していることは事実なので、その分の費用を元夫に請求することは可能です。 具体的には、支払ったローンの返済額と固定資産税の額を証拠として提示し、返還を求めることができます。 また、養育費の減額についても、あなたの経済状況や子供の養育費の必要性を説明することで、減額を回避できる可能性もあります。

関係する法律や制度がある場合は明記

このケースでは、民法(特に、財産分与に関する規定)と、家庭裁判所の調停手続きが関係します。 民法では、離婚時に夫婦の共有財産を分割する規定があり、マンションもその対象となる可能性があります。 家庭裁判所の調停は、当事者同士が話し合って解決を目指す手続きです。 調停が不成立の場合は、裁判による解決となります。

誤解されがちなポイントの整理

「勝手に出て行った」という状況は、元夫の責任を問える可能性を示唆していますが、必ずしも名義変更を強制できるわけではありません。 また、連帯保証人がいるからといって、あなたが支払った費用を元夫に請求できないわけではありません。 連帯保証人は、あくまでもローンの返済責任を負う立場であり、財産分与とは別の問題です。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

調停では、以下の点を明確に主張しましょう。

* これまで支払ってきたローン返済額と固定資産税の領収書などの証拠を提出する。
* 子供たちの生活費や教育費など、養育費が必要な理由を具体的に説明する。
* あなたの経済状況を説明し、養育費の減額に反対する理由を明確にする。
* 必要であれば、弁護士に相談し、法的アドバイスを受ける。

例えば、過去6年間のローン返済額が48万円(8万円/月×6ヶ月×12ヶ月)だとしたら、その領収書を証拠として提示し、返還を求めることができます。 固定資産税についても同様です。

専門家に相談すべき場合とその理由

調停は、法律の知識や交渉スキルが求められるため、弁護士などの専門家に相談することを強くお勧めします。 特に、マンションの名義変更や財産分与、養育費の金額など、複雑な問題が絡む場合は、専門家の助けが必要となるでしょう。 専門家は、あなたの権利を適切に主張し、有利な解決に向けてサポートしてくれます。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* 元夫名義のマンションの名義変更は困難だが、あなたが支払ったローン返済額と固定資産税は請求できる可能性が高い。
* 調停では、証拠となる書類を準備し、あなたの主張を明確に伝え、必要に応じて弁護士に相談する。
* 養育費の減額についても、あなたの経済状況や子供の養育費の必要性を説明することが重要。

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