• Q&A
  • 離婚時の土地建物の売却、譲渡所得税はどうなる?節税方法も解説

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

離婚時の土地建物の売却、譲渡所得税はどうなる?節税方法も解説

【背景】

  • 夫(甲)名義の家と土地を、離婚に伴い妻(乙)に売却する。
  • 売却価格は1200万円、評価額は1500万円。
  • 甲が家と土地を取得したのは平成18年。
  • 売却にかかる費用は乙が負担。
  • 売却代金は一括で銀行振込。

【悩み】

  • 売却による税金の種類と金額を知りたい。
  • 節税できる方法があれば知りたい。
  • 税金について知識がなく、何から手を付ければ良いのかわからない。
譲渡所得税が発生する可能性があり、取得費や譲渡費用を考慮して計算します。節税には特例適用を検討しましょう。

譲渡所得税の基礎知識:売却益にかかる税金とは

土地や建物を売却した際に発生する税金、それが譲渡所得税です。これは、売却によって得られた利益(譲渡所得)に対して課税されます。
つまり、売った金額から、その土地や建物を手に入れるためにかかった費用(取得費)や、売却にかかった費用(譲渡費用)を差し引いたものが、課税対象となるわけです。

譲渡所得税は、所得税と住民税を合わせたもので、売却した年の翌年に確定申告をして納税する必要があります。

今回のケースへの直接的な回答

今回のケースでは、甲さんが所有していた家と土地を乙さんに売却したため、譲渡所得税が発生する可能性があります。
売却価格が1200万円、評価額が1500万円ということですが、税金の計算には「売った金額」と「取得費」と「譲渡費用」が重要になります。

甲さんの場合、売却代金が1200万円で、取得費や譲渡費用がいくらかによって、譲渡所得の金額が変わってきます。
譲渡所得がプラスであれば、譲渡所得税が発生します。

関係する法律や制度:税金の計算方法

譲渡所得税の計算は、以下のようになります。

  1. 譲渡収入金額:売却によって得た金額(今回のケースでは1200万円)
  2. 取得費:土地や建物を取得するのにかかった費用(購入代金、仲介手数料など)
  3. 譲渡費用:売却にかかった費用(仲介手数料、印紙税など。今回は乙さんが負担)
  4. 譲渡所得:(譲渡収入金額)-(取得費)-(譲渡費用)
  5. 課税譲渡所得:譲渡所得から、特別控除などを差し引いたもの
  6. 税額:課税譲渡所得に税率をかけて計算

税率は、所有期間によって異なります。
所有期間が5年を超える場合は長期譲渡所得、5年以下の場合は短期譲渡所得として、それぞれ異なる税率が適用されます。
甲さんの場合、平成18年に取得しているので、長期譲渡所得となる可能性が高いです。

誤解されがちなポイント:離婚と税金

離婚に伴う財産分与は、原則として譲渡所得税の課税対象にはなりません。
しかし、今回のケースのように、離婚による財産分与と同時に土地や建物を売却する場合は、譲渡所得税が発生する可能性があります。

また、夫婦間で売買が行われる場合、通常は「時価」で取引されるべきですが、あまりにもかけ離れた金額で売買した場合、税務署から贈与とみなされる可能性もあります。
今回のケースでは、売買価格が評価額よりも低いですが、これは一般的なケースではないため、注意が必要です。

実務的なアドバイスと具体例:節税のためにできること

節税のために、以下の点を検討できます。

  • 取得費の確認:土地や建物を取得した際の購入代金や、購入時にかかった費用(仲介手数料、登録免許税など)を正確に把握しましょう。
    これらの費用は、譲渡所得を計算する上で重要な要素となります。
  • 譲渡費用の確認:売却にかかった費用(仲介手数料、印紙税など)も、忘れずに計算に入れましょう。
    今回のケースでは、譲渡費用は乙さんが負担することになっていますが、もし甲さんが負担した費用があれば、譲渡所得の計算に含めることができます。
  • 税理士への相談:税金の計算や節税対策は複雑なため、税理士に相談することをおすすめします。
    税理士は、個々の状況に合わせて、最適なアドバイスをしてくれます。
  • 特例の適用:譲渡所得税には、様々な特例があります。
    例えば、居住用財産を売却した場合の3,000万円特別控除など、適用できる特例がないか検討しましょう。
    これらの特例を適用することで、税金を大幅に減らすことが可能です。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家である税理士に相談することをおすすめします。

  • 税金の計算が難しい場合:譲渡所得税の計算は、複雑な要素が多いため、自分だけで計算するのは難しい場合があります。
  • 節税対策をしたい場合:税理士は、個々の状況に合わせて、最適な節税対策を提案してくれます。
  • 税務調査のリスクを減らしたい場合:税理士に相談することで、税務署からの指摘を最小限に抑えることができます。
  • 特例の適用を検討したい場合:税理士は、様々な特例の中から、最適なものを選択し、適用するための手続きをサポートしてくれます。

不動産売買に強い弁護士や、不動産鑑定士に相談することも、状況によっては有効です。

まとめ:今回の重要ポイントのおさらい

今回のケースでは、離婚に伴う土地建物の売却で譲渡所得税が発生する可能性があります。
税金の計算には、売却金額、取得費、譲渡費用が重要です。
節税のためには、取得費や譲渡費用を正確に把握し、特例の適用を検討しましょう。
税金の計算や節税対策は複雑なため、専門家である税理士に相談することをおすすめします。

Editor's Picks

共有持分についてお困りですか?

おすすめ3社をチェック

pagetop