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高利回りの不動産投資信託(REIT)はなぜ可能?海外との違いや注意点

質問の概要

【背景】

  • 高利回りの不動産投資信託(REIT)を見つけた。
  • 利回りが15%を超えるものもある。
  • 賃料収入だけでこれだけの利回りは難しいのではないかと疑問に思っている。
  • 海外のREITでは10%を超える利回りが普通なのか知りたい。

【悩み】

  • なぜそんなに高い利回りを実現できるのか理解できない。
  • リスクについて不安がある。

です。

高い利回りのREITは、賃料収入以外に売却益やその他の収入源がある場合も。リスクも理解を。

不動産投資信託(REIT)の基礎知識:仕組みと種類

不動産投資信託(REIT:Real Estate Investment Trust)は、多くの投資家から資金を集め、その資金でオフィスビル、商業施設、住宅、ホテルなど、さまざまな種類の不動産に投資し、そこから得られる賃料収入や売却益を投資家に分配する仕組みの金融商品です。

REITは、投資家にとって、少額から不動産投資に参加できる、専門家による運用が行われる、流動性が高い(換金しやすい)といったメリットがあります。

REITには、大きく分けて以下の2つの種類があります。

  • J-REIT(国内REIT):日本国内の不動産に投資するREITです。東京証券取引所などに上場しており、比較的情報が公開されています。
  • 海外REIT:海外の不動産に投資するREITです。投資対象地域や種類は多岐にわたります。

高利回りREITの秘密:賃料収入だけではない

一般的に、REITの利回りは、年間の分配金(賃料収入などから経費を差し引いたもの)を、投資金額で割って計算されます。利回りが高いということは、それだけ多くの分配金を受け取れる可能性があることを意味します。

しかし、利回りが15%を超えるようなREITの場合、単純に賃料収入だけでその利回りを実現しているとは限りません。高い利回りを実現するための要因として、以下のようなものが考えられます。

  • 不動産の売却益:REITが保有する不動産を売却し、その売却益を分配金に回すことで、一時的に利回りを高くすることがあります。
  • 含み益の活用:不動産の価値が上昇している場合、その含み益を分配金に組み入れることもあります。
  • レバレッジ効果:REITが借入金(ローン)を利用して不動産を購入している場合、自己資金に対する利益率が高まることがあります。これをレバレッジ効果といいます。ただし、借入金が増えるとリスクも高まります。
  • その他の収入:駐車場収入や、テナントからの違約金など、賃料収入以外の収入も分配金に影響します。
  • 投資対象の特性:特定の地域や、リスクの高い不動産に投資している場合、高い利回りになる可能性があります。

海外REITの利回り:国や物件によって異なる

海外REITの利回りは、投資対象となる国や不動産の種類、運用状況などによって大きく異なります。一般的に、新興国の不動産や、リスクの高い不動産に投資するREITほど、高い利回りになる傾向があります。

10%を超える利回りのREITも存在しますが、それが「普通」かどうかは、一概には言えません。市場環境や投資戦略によって大きく変動するため、個別のREITの情報を詳しく確認する必要があります。

関連する法律や制度:投資家保護の仕組み

REITは、金融商品取引法などの関連法規に基づいて運用されています。投資家保護のために、以下のような仕組みが設けられています。

  • 情報開示義務:REITは、投資判断に必要な情報を、定期的に開示する義務があります。これにより、投資家は、REITの運用状況やリスクなどを把握することができます。
  • 運用会社の規制:REITを運用する会社(資産運用会社)は、金融庁の監督を受け、法令遵守が求められます。
  • 分散投資:REITは、複数の不動産に分散投資することで、リスクを軽減する傾向があります。

ただし、これらの仕組みは、投資のリスクを完全に排除するものではありません。投資を行う際には、ご自身の判断と責任において、十分な情報収集とリスク管理を行うことが重要です。

誤解されがちなポイント:高い利回りの裏側

高利回りのREITには、以下のような誤解されやすいポイントがあります。

  • 高利回りは永遠に続くわけではない:高い利回りは、不動産の売却益や、一時的な要因によって実現されている場合があります。そのため、将来的に利回りが低下する可能性も考慮する必要があります。
  • リスクが高い場合がある:高利回りのREITは、それだけリスクが高い可能性があります。例えば、空室率の上昇、金利の上昇、不動産価格の下落など、様々なリスク要因があります。
  • 分配金が減額される可能性:REITの業績が悪化した場合、分配金が減額される可能性があります。場合によっては、無配になることもあります。

高利回りのREITに投資する際には、これらのリスクを十分に理解した上で、慎重に検討する必要があります。

実務的なアドバイス:情報収集とリスク管理

高利回りのREITに投資する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 情報収集:REITの運用報告書や、関連情報をしっかりと確認しましょう。具体的には、投資対象の不動産の種類、地域、テナントの状況、借入金の状況、過去の分配金の推移などをチェックします。
  • リスク評価:REITが抱えるリスクを評価しましょう。空室率、金利変動リスク、不動産価格変動リスク、テナントの倒産リスクなど、様々なリスク要因を考慮します。
  • 分散投資:一つのREITに集中投資するのではなく、複数のREITに分散投資することで、リスクを軽減することができます。
  • 長期的な視点:REIT投資は、短期的な値動きに左右されず、長期的な視点で資産を形成していくことが重要です。
  • 専門家への相談:必要に応じて、専門家(ファイナンシャルプランナーなど)に相談し、アドバイスを受けることも有効です。

専門家に相談すべき場合とその理由

以下のような場合は、専門家(ファイナンシャルプランナー、不動産鑑定士など)に相談することをお勧めします。

  • REIT投資の経験が少ない場合:REITの仕組みやリスクについて、十分に理解できていない場合は、専門家のアドバイスを受けることで、より適切な投資判断を行うことができます。
  • 高利回りのREITへの投資を検討している場合:高利回りのREITは、リスクも高いため、専門家の意見を聞くことで、リスクを適切に評価し、投資判断を行うことができます。
  • ポートフォリオの見直しをしたい場合:ご自身の資産状況やリスク許容度に合わせて、ポートフォリオを最適化したい場合は、専門家のアドバイスが役立ちます。
  • 税金や法的な問題について相談したい場合:REIT投資に関する税金や、法的な問題について、専門的なアドバイスが必要な場合は、専門家に相談しましょう。

まとめ:高利回りREIT投資の注意点

高利回りのREITは、魅力的な投資対象に見えるかもしれませんが、そこには様々なリスクが潜んでいます。投資を検討する際には、以下の点を念頭に置きましょう。

  • 高い利回りの理由を理解する:賃料収入だけではなく、売却益やその他の収入源がある場合も。
  • リスクを評価する:空室率、金利変動、不動産価格変動など、様々なリスク要因を考慮する。
  • 情報収集を怠らない:運用報告書や関連情報をしっかりと確認する。
  • 分散投資を検討する:リスクを軽減するために、複数のREITに分散投資する。
  • 専門家への相談も検討する:必要に応じて、専門家のアドバイスを受ける。

REIT投資は、長期的な資産形成の手段として有効ですが、リスクを理解し、ご自身の判断と責任において、慎重に行うことが重要です。

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