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高齢の父の不動産を兄が勝手に名義変更!違法性と対処法を徹底解説

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兄による名義変更は違法でしょうか?どこに相談すれば良いのでしょうか?警察や税務署への相談は有効でしょうか?
不動産の名義変更とは、登記簿(不動産の所有者を記録した公的な書類)上の所有者を変更することです。通常、売買契約や相続、贈与などによって行われます。売買契約は、売主が所有権を買い主に移転し、買い主が対価を支払う契約です。贈与契約は、無償で財産を移転する契約です。今回のケースでは、形式上は売買契約となっていますが、対価の支払いが無いことから、実質的には贈与に近い状態と言えるでしょう。
兄による不動産の名義変更は、父が売却の意思を有していなかったとすれば、無効もしくは取消しを主張できる可能性があります。これは、民法上の「詐欺」「錯誤」「強迫」などの無効事由に該当する可能性があるからです。父が高齢で判断能力が低下していた場合、成年後見制度の活用も検討すべきです。また、兄が税金を脱税している可能性もあります。
* 民法:契約の無効・取消、詐欺、錯誤、強迫などに関する規定。
* 不動産登記法:不動産の所有権の登記に関する規定。
* 相続税法、贈与税法:相続や贈与による税金に関する規定。
* 成年後見制度:判断能力が不十分な高齢者の財産管理を支援する制度。
「父が承諾していた」と兄が主張する可能性があります。しかし、高齢で判断能力が低下している場合、その承諾は無効とされる可能性が高いです。また、「節税のため」という説明も、脱税を目的としたものであれば違法です。節税は合法的な範囲内で行う必要があります。
まず、弁護士に相談することが重要です。弁護士は、状況を詳しく聞き取り、適切な法的措置をアドバイスします。具体的には、名義変更の無効確認を求める訴訟(民事訴訟)や、税務署への告発(脱税の疑いがある場合)などを検討します。証拠集めも重要です。契約書、通帳、証人などの証言を確保する必要があります。
今回のケースは、法律的な知識が必要な複雑な問題です。専門家である弁護士に相談することで、適切な法的措置を講じることができ、ご自身の権利を守る上で非常に重要です。専門家以外に相談しても、正しい解決策を得られない可能性があります。
兄による不動産の名義変更は、父の意思に反するものであれば、民法上の無効事由に該当する可能性があります。税務上の問題も存在する可能性があるため、弁護士に相談し、民事訴訟と税務告発の両面から対応を検討することが重要です。早めの行動が、事態の悪化を防ぐことに繋がります。証拠をしっかり集め、弁護士の助言に従って行動しましょう。
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