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高齢者の口頭売買契約!共有地の売却取り消しは可能?損害賠償請求のリスクと対策

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祖母は高齢で判断能力が少し心配です。この口頭での売買契約は、法的にも有効なのでしょうか?もし、後で売却を取り消したい場合、相手方から契約不履行による損害賠償請求をされる可能性はありますか?どのような手続きを取れば良いのか、不安です。
土地の共有者(複数人で所有)の一人が、他の共有者の同意なく土地を売却することは、原則としてできません。これは、民法上の共有物の規定によるものです。共有者は、全員の同意を得て初めて土地を処分(売却、贈与など)できるのです。
今回のケースでは、契約書がない口頭での約束です。口頭契約でも、売買契約として有効になる可能性があります。民法では、契約は書面でなくても有効とされています。しかし、証拠がないため、後々トラブルになりやすいのが問題です。特に、高齢者との契約では、意思能力(契約内容を理解し、意思決定できる能力)の有無が争点になりかねません。
民法では、契約の成立には「意思表示の一致」が必要です。つまり、売主と買主が、売買の内容について合意している必要があります。今回のケースでは、祖母が売却を承諾したという意思表示があったと解釈できる可能性があります。しかし、高齢者で判断能力に問題がある場合は、その意思表示が無効になる可能性も考えられます。
高齢者の意思能力について、判断基準は曖昧です。一般的には、認知症などの疾病により、契約内容を理解したり、意思決定したりする能力が著しく低下している場合、その契約は無効と判断される可能性が高いです。 専門医の診断書などが、判断材料となります。
契約を取り消すには、相手方との交渉が必要です。相手方が納得しない場合は、裁判で争う必要が出てきます。裁判では、祖母の意思能力や、契約成立の経緯などが争点になります。契約が有効と判断されれば、契約不履行(売却を取り消すこと)により、損害賠償請求をされる可能性があります。損害賠償額は、相手方が被った損害(例えば、別の土地を探したり、機会損失など)に基づいて算定されます。(損害賠償:契約違反によって相手が被った損害を賠償すること)
まずは、相手方と話し合い、契約を取り消すことを交渉してみましょう。その際、祖母の意思能力に問題があることを伝え、専門家の意見も示すことが重要です。弁護士や司法書士に相談し、適切な対応策を検討しましょう。 証拠となる資料(例えば、祖母の健康診断書、医師の診断書など)を準備しておくと有利です。
このケースは、法律の専門知識が必要な複雑な問題です。高齢者の意思能力、契約の有効性、損害賠償請求のリスクなど、専門家でない者が判断するのは困難です。弁護士や司法書士に相談し、適切なアドバイスを受けることを強くお勧めします。早期の対応が、トラブルを回避する上で重要です。
高齢者の口頭契約は、意思能力や証拠の問題から、トラブルに発展しやすいです。契約の有効性や取り消し、損害賠償請求のリスクなど、専門家の助言なしに判断するのは危険です。 まずは弁護士や司法書士に相談し、状況に応じた適切な対応を検討しましょう。早期の対応が、問題解決への近道となります。
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