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1つの権利証で5筆の土地。売却時に権利証は返却される?不動産登記の疑問を解決!

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【悩み】
不動産を所有していることを証明する大切な書類、それが「権利証」です。正式には「登記識別情報通知」または「登記済証」と呼ばれます。 昔は紙の書類でしたが、現在は原則として、登記が完了した際に法務局から発行される「登記識別情報」が通知される形が主流です。
この権利証は、不動産の所有者が誰であるかを公的に証明するもので、不動産の売買や担保設定などの重要な手続きに必要となります。
今回の質問にあるように、1つの権利証に複数の土地の情報が記載されている場合もあります。これは、同じ所有者が複数の土地を所有している場合に、まとめて権利証が発行されるためです。
土地を売却する際、権利証は売買手続きを行う司法書士に提出します。司法書士は、売買契約の内容に基づいて、法務局で所有権移転登記の手続きを行います。
この手続きが終わった後、権利証は通常、所有者であるあなたに返却されます。ただし、返却される権利証には、売却した土地の情報が抹消され、残りの土地の情報だけが記載された状態で返却されるのが一般的です。もし、権利証が「登記識別情報通知」の場合には、売却した土地の登記識別情報は効力を失い、新しい登記識別情報が発行されることはありません。
つまり、権利証は売却手続きのために一時的に預けるものですが、手続き完了後には必ず返却されるというわけです。
今回のケースで直接的に関係する法律は「不動産登記法」です。この法律は、不動産に関する権利関係を公示するための登記制度について定めています。
具体的には、所有権移転登記(土地の売買など)の手続きや、登記識別情報の取り扱いなど、権利証に関する様々な規定が含まれています。
また、不動産登記法に基づいて、法務局は登記簿(登記記録)を作成し、管理しています。登記簿には、土地の所在、地目、地積、所有者の氏名などが記録されており、権利証と合わせて、不動産に関する権利関係を明確にするために重要な役割を果たしています。
権利証に関する誤解として多いのは、「権利証を紛失したら、不動産の所有権を失う」というものです。しかし、これは誤解です。
権利証は、あくまで所有権を証明する一つの手段であり、紛失した場合でも、他の書類や手続きによって所有権を証明することができます。例えば、本人確認書類や、権利証を紛失したことを証明する書類などを提出することで、再発行の手続きを行うことができます。また、権利証を紛失した場合でも、法務局で「本人確認情報」を作成することで、売買などの手続きを進めることも可能です。
もう一つの誤解は、「権利証があれば、必ず所有権が認められる」というものです。しかし、権利証は、あくまで登記された権利を証明するものであり、権利証に記載されている内容が常に正しいとは限りません。例えば、登記に誤りがあったり、詐欺によって権利証が作成されたりする可能性もあります。そのため、不動産に関する権利関係は、権利証だけでなく、登記簿やその他の資料、関係者の証言などを総合的に判断して確定されます。
土地を売却する際、権利証を司法書士に提出する前に、以下の点を確認しておくことをおすすめします。
具体例として、Aさんが所有する5筆の土地のうち、1筆を売却する場合を考えてみましょう。Aさんは、司法書士に権利証を提出し、売買契約を締結します。司法書士は、法務局で所有権移転登記の手続きを行い、Aさんに、売却した土地の情報が抹消された権利証を返却します。Aさんは、残りの土地に関する権利証を、引き続き大切に保管することができます。
以下のような場合は、専門家である司法書士に相談することをおすすめします。
司法書士は、不動産登記に関する専門家であり、権利証に関する様々な問題について、適切なアドバイスやサポートを提供してくれます。安心して売買を進めるためにも、積極的に相談しましょう。
今回の質問のポイントをまとめます。
権利証は、不動産に関する大切な書類です。今回の解説を参考に、権利証の正しい取り扱いについて理解を深め、安心して不動産取引を進めてください。
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