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10年以上前の別居後も続くマンションローン!名義変更と返済方法の徹底解説

【背景】
* 10年以上前に離婚した元夫と、息子と私でマンションに住んでいます。
* マンションは元夫名義で、30年ローンのうち16年間元夫が返済してきました。
* 残りのローンが約740万円あります。
* 元夫と話し合い、残りのローンを私が返済し、マンションの名義を私に変更することに合意しました。
* 元夫は再婚しており、子供はいません。

【悩み】
ローン名義変更とマンションの名義変更の手続きが分かりません。どこに相談すれば良いのか、また、金利の低いローンに変更したいのですが、どのようにすれば良いのか不安です。現在のローン銀行に相談すべきか、それとも新規で別の銀行に申し込むべきか迷っています。

まずはローンの債務承継(債務者変更)手続きと名義変更手続きを同時に行いましょう。

テーマの基礎知識:住宅ローンの名義変更と債務承継

住宅ローンにおける名義変更は、大きく分けて「債務承継」と「抵当権抹消と新規ローン」の2つの方法があります。

債務承継とは、既存のローン契約において、債務者(ローンを借りている人)を元夫から質問者様に変更することです。 これは、銀行の承認を得る必要があります。

一方、抵当権抹消と新規ローンは、まず元夫名義の抵当権(担保権:ローン返済の担保として不動産に設定される権利)を抹消し、質問者様が新たにローンを組む方法です。この場合、審査が必要となり、金利や返済条件が変わる可能性があります。

今回のケースへの直接的な回答:債務承継がスムーズ

質問者様のケースでは、元夫との合意があり、残債が740万円と比較的少ないため、債務承継が最もスムーズな方法です。 まず、現在のローン銀行に相談し、債務承継の手続きを進めるのが良いでしょう。

関係する法律や制度:抵当権設定契約と債権譲渡

マンションのローンには抵当権設定契約が伴います。 債務承継は、この契約上の債務者を変更する手続きです。 法律上は、債権譲渡(債権を他人に移転すること)に該当します。

誤解されがちなポイント:新規ローンと金利

新規ローンを組むと、金利が変わる可能性があります。 現在の金利が高い場合は、新規ローンの方が低い金利で借りられる可能性もありますが、審査の結果によっては、期待通りの金利にならないこともあります。 また、手数料などの諸費用も発生します。

実務的なアドバイス:具体的な手続きの流れ

1. **現在のローン銀行に相談**: 債務承継の可否や必要な書類、手続きについて確認します。
2. **必要書類の準備**: 収入証明書、住民票など、銀行が求める書類を準備します。
3. **債務承継手続き**: 銀行の指示に従って手続きを進めます。
4. **名義変更手続き**: ローン名義変更後、マンションの名義変更登記(不動産の所有権を公的に変更する手続き)を行います。これは司法書士などに依頼するのが一般的です。

専門家に相談すべき場合:複雑なケースや不安がある場合

ローン手続きや不動産登記は専門的な知識が必要です。 手続きに不安がある場合、または、複雑な事情(例えば、元夫との合意が曖昧な場合など)がある場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。

まとめ:債務承継と名義変更の同時進行が効率的

今回のケースでは、元夫との合意に基づき、現在のローン銀行で債務承継手続きを行い、同時に名義変更登記を行うのが最も効率的です。 手続きを進める前に、必ず現在のローン銀行に相談し、専門家のアドバイスを受けることも検討しましょう。 金利の低いローンへの変更も検討できますが、必ずしも可能とは限りませんので、銀行との相談が重要です。

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