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10年住む賃貸マンションでトラブル!不動産屋との適切な対応と相談窓口

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おすすめ3社をチェック【背景】
・10年間同じ賃貸マンションに住んでいる。
・階段の電球交換や雨漏りの修理依頼をしても、不動産会社が対応してくれない。
・そのため、何度か勝手に業者を呼び、修理費用を自己負担したことがある。
・最近、不動産会社から「不動産を通さずに勝手に業者に頼みやがって!」と怒られた。
・不動産会社から一度も部屋の不具合について問い合わせがなかった。
【悩み】
不動産会社とのトラブルにどう対応したらよいかわからない。相談できる窓口を探している。過去のトラブル経験やアドバイスも知りたい。
消費者ホットライン、都道府県などの消費生活センター、賃貸住宅管理業者協議会などに相談を。
賃貸借契約とは、借主(あなた)が貸主(不動産会社または所有者)から不動産を借り、賃料を支払う契約です。 この契約において、貸主には、借主が安心して住めるよう、建物(この場合はマンション)を維持管理する義務があります。 具体的には、修繕や修理が必要な場合に適切に対応することが求められます。 不動産会社は、貸主を代理して、賃貸物件の管理運営を行うことが多いです。 つまり、あなたと不動産会社の間には、賃貸借契約に基づく権利と義務が発生します。
今回のケースでは、不動産会社の対応は明らかに不適切です。 階段の電球交換や雨漏りの修理は、貸主(またはその代理人である不動産会社)の義務範囲に含まれます。 あなたが勝手に業者を呼ぶ必要はなく、不動産会社に連絡し、修繕を依頼するのが正しい手順です。 にもかかわらず、不動産会社が長期間放置し、さらにあなたが業者に依頼したことを非難するのは、契約上の義務を怠っているだけでなく、借主への配慮に欠けています。
この問題に関係する法律は、主に以下の2つです。
* **宅地建物取引業法**: 不動産会社は、宅地建物取引業法に基づいて業務を行っています。この法律では、不動産会社は、物件の状況を正確に説明し、適切な管理を行うことが求められています。
* **民法**: 賃貸借契約に関する基本的なルールは民法に定められています。 民法では、貸主は、建物の修繕義務を負っていることが明記されています。(具体的な修繕義務の範囲は、契約内容や建物の状況によって異なります。)
「勝手に業者を呼んではいけない」という考え方は、必ずしも正しくありません。 緊急性の高い修理(例えば、雨漏りで室内に大きな被害が出そうな場合)や、不動産会社が長期間対応してくれない場合などは、やむを得ず、あなたが業者を呼ぶことも認められる場合があります。 しかし、その場合は、修理費用を請求できるか、請求できる範囲は、契約内容や状況によって変わってきますので、注意が必要です。 事前に不動産会社に連絡し、状況を説明した上で、対応を協議するのが理想的です。
今後の対応としては、以下の点を心がけましょう。
* **すべての連絡を記録する**: 不動産会社との連絡は、メールや書面で行い、記録を残しておきましょう。 電話の場合は、内容をメモしておきます。
* **修理費用は領収書を保管する**: あなたが費用を負担した場合は、必ず領収書を保管し、証拠として残しておきましょう。
* **写真や動画を撮影する**: 雨漏りなどの状況を写真や動画で記録しておくと、証拠として役立ちます。
不動産会社との交渉が難航したり、修理費用に関して意見の食い違いが生じたりする場合は、専門家(弁護士や不動産相談窓口)に相談することをお勧めします。 専門家は、法律的な観点から適切なアドバイスをしてくれます。 特に、裁判沙汰になる可能性がある場合は、専門家の力を借りる方が有利です。
賃貸トラブルは、適切な対応と相談窓口の活用で解決できる可能性が高いです。 まずは、不動産会社に再度、修理を依頼し、その対応を記録に残しましょう。 それでも解決しない場合は、消費者ホットライン、都道府県などの消費生活センター、賃貸住宅管理業者協議会などに相談することをお勧めします。 これらの機関では、相談内容に応じて適切なアドバイスや支援を受けることができます。 一人で抱え込まず、積極的に相談しましょう。
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