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2年契約のワンルームマンション、5ヶ月で退去…敷金全額返還は可能?敷引きの謎を解き明かす!

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退去時に「敷引き」という言葉を初めて知り、敷金が全額戻ってきません。部屋は綺麗に使っていたので、納得がいきません。違約金は仕方ないとしても、敷金は戻ってくるものだと思っていたので、どうすれば良いのか困っています。
敷金(しききん)とは、賃貸借契約において、賃借人(借主)が貸主(家主)に預けるお金のことです。家賃の滞納や、物件の損傷に対する保証として機能します。 一方、「敷引き」とは、賃貸借契約終了時に、物件の修繕費用などを敷金から差し引くことです。 これは、契約書に明記されているか、あるいは、賃貸借契約の慣習として認められている場合に適用されます。 重要なのは、敷引きを行う際には、具体的な修繕内容とその費用を明示し、賃借人に納得してもらう必要がある点です。 法律上は、民法(617条)で賃貸借契約が規定されており、敷金の扱いは、契約内容によって異なります。
今回のケースでは、5ヶ月で解約したため違約金が発生するのは当然です。しかし、敷金から3ヶ月分の敷引きが差し引かれた点について、疑問が残ります。 部屋の状態が綺麗で、損傷がないのであれば、敷引きの根拠が曖昧です。 管理会社に、敷引きの具体的な根拠(例えば、清掃費用、原状回復費用など)と、それぞれの費用内訳を明確に提示するよう求めるべきです。 請求書や見積書などの証拠書類を提示してもらうことが重要です。
このケースに関係する法律は、主に民法と借地借家法です。民法は、賃貸借契約の基本的なルールを定めています。借地借家法は、借地借家契約に関する特別なルールを定めており、敷金の扱いについても規定があります。特に、借地借家法では、敷金の返還に関する規定が詳細に定められており、不当な敷引きを防止する役割を果たしています。 しかし、今回のケースは、通常の賃貸借契約であるため、民法の規定が中心となります。
敷金と似た言葉に「保証金」があります。敷金は、物件の損傷に対する保証を目的とする一方、保証金は、家賃の滞納に対する保証を目的とします。 両者は目的が異なるため、扱いが異なる場合があります。 契約書をよく確認し、預けたお金が敷金なのか保証金なのかを明確に理解することが重要です。
まず、退去時の立会いの際に作成された書類(報告書など)を請求しましょう。 また、部屋の綺麗な状態を証明する写真や動画を撮影しておくと、交渉に有利に働きます。 管理会社との交渉が難航する場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。 交渉の際には、冷静に、そして丁寧に、自分の主張を伝えましょう。 感情的な言葉遣いは避け、証拠を提示しながら、論理的に説明することが大切です。
管理会社との交渉がうまくいかない場合、または、敷引きの内容に不当な点があると感じた場合は、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。 専門家は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、必要に応じて法的措置を検討してくれます。 特に、契約書の内容が不明瞭であったり、管理会社が不当な要求をしていると感じた場合は、専門家の力を借りるべきです。
今回のケースでは、部屋の状態が良好であるにも関わらず、敷金が全額返還されない可能性があります。 しかし、管理会社に敷引きの根拠を明確に示させ、不当な請求であれば、交渉によって返還額を増やす可能性があります。 そのためには、証拠をしっかりと確保し、必要に応じて専門家に相談することが重要です。 自分の権利を守るためにも、冷静な対応と適切な手続きを踏むようにしましょう。 契約書をよく読み、不明な点はすぐに質問する習慣をつけることも大切です。
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