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20年別居父が急死!相続・葬儀・手続き…何をすべき?無縁仏と相続放棄の疑問を徹底解説
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まず何から手をつければ良いのか分かりません。遺体を引き取らない場合の相続や、無縁仏として処理される場合の相続、遺品整理、賃貸の解約、親戚への連絡など、具体的な手順や手続きについて知りたいです。また、借金があった場合の相続放棄についても相談したいです。
まず、警察への死亡届の提出が重要です。警察から連絡を受けた際、すでに手続きを進めている可能性もありますが、念のため確認しましょう。死亡届は、死亡が確認された日から7日以内に、死亡場所を管轄する市区町村役所に提出する必要があります。 この手続きが完了しないと、後の相続手続きや葬儀の手配が進みません。
警察から連絡を受けた病院に連絡し、遺体の引き取り手続きを行いましょう。その後、葬儀社に連絡し、葬儀の日程や内容などを決定します。 葬儀費用は、相続財産から支払うのが一般的ですが、状況に応じて葬儀社と相談しましょう。母親が葬儀を拒否しているとのことですが、法律上、娘であるあなたが葬儀を行うことは問題ありません。
父親が亡くなったことで、相続手続きが始まります。相続とは、被相続人(亡くなった人)の財産が、相続人(法律上の後継者)に引き継がれることです。相続人は、配偶者、子、父母などです。 今回のケースでは、母親とあなた、そして兄弟が相続人となります。
「無縁仏」とは、身元が分からず、引き取り手のない遺体のことを指します。しかし、あなたのケースでは、身元が分かっているため、無縁仏として処理されることはありません。
相続財産には、預貯金、不動産、株式など、父親の所有するあらゆる財産が含まれます。同時に、借金なども相続財産に含まれます(これを負債と言います)。 父親の高給取りという情報と、借金がある可能性を考慮すると、まずは父親の財産状況を徹底的に調査することが重要です。銀行口座の残高、不動産の有無、証券口座の有無などを確認しましょう。借金については、クレジットカード会社や金融機関に問い合わせる必要があります。
借金が相続財産を上回る場合、相続放棄を検討できます。相続放棄とは、相続権を放棄することで、相続財産を受け取らない代わりに、借金などの負債も負わないという制度です。相続放棄は、相続開始を知った日から3ヶ月以内に行う必要があります。 弁護士や司法書士に相談して、手続きを進めることを強くお勧めします。
父親が賃貸物件に住んでいた場合、解約手続きが必要です。賃貸契約書を確認し、解約に関する規定に従って手続きを行いましょう。 解約の際には、解約予告期間や違約金などの条件を確認する必要があります。
父方の親戚の連絡先が不明とのことですが、警察や住民票などから探すことも可能です。また、戸籍謄本を取得することで、親戚の情報を調べることができます。親戚への連絡は、葬儀や相続手続きを進める上で重要です。
相続手続きは複雑で、専門知識が必要な場合があります。弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。彼らは、相続財産の調査、相続放棄の手続き、遺産分割協議など、様々な手続きをサポートしてくれます。
20年ぶりの再会が、悲しい別れとなった今回のケース。まずは冷静に、一つずつ手続きを進めていくことが大切です。警察への届け出、遺体の引き取り、葬儀の手配を優先し、その後、相続財産の調査、相続放棄の検討、賃貸物件の解約など、段階的に進めていきましょう。専門家の力を借りながら、落ち着いて対応することを心掛けてください。
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