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20年前の住宅ローン連帯保証!知らない間にサインと印鑑を押印された場合の対処法

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連帯保証人であるにも関わらず、全く知らされておらず、経済的に支払いが不可能な状況です。支払わなくて済む方法があれば知りたいです。
まず、「連帯保証人」とは何かを理解しましょう。住宅ローン契約において、借主(この場合は質問者様の息子さん)がローンを返済できなくなった場合に、代わりに返済する責任を負うのが連帯保証人です。 借主と連帯保証人は、債権者(金融機関)に対して、連帯して債務を負うことになります。 つまり、借主が返済できなくても、連帯保証人に返済義務が生じるのです。
次に、「印鑑証明」と「偽造」についてです。印鑑証明書は、印鑑が本人のものであることを証明する公的な書類です。 もし、質問者様の印鑑が勝手に押されたのであれば、それは印鑑偽造(刑法上の犯罪)にあたる可能性があります。
質問者様は、知らない間に連帯保証人となり、さらにサインと印鑑が偽造されている可能性があります。 これは、非常に重大な問題です。 まず、弁護士に相談し、サインと印鑑の偽造を証明する必要があります。 偽造が証明できれば、その契約は無効になる可能性が高く、債務を負う必要がなくなります。
このケースでは、民法(契約に関する規定)と刑法(偽造に関する規定)が関係します。 特に、契約の無効を主張する際には民法の規定、印鑑偽造の立証には刑法の規定が重要になります。 また、自己破産手続きにおいて、連帯保証人の債務についても免責されるケースもありますが、状況によって異なります。
「連帯保証人になった覚えがない」というだけでは、債務を免れることはできません。 契約書にサインがあり、印鑑が押印されていれば、それが本人によるものと推定されるからです。 しかし、今回のケースのように、サインと印鑑が偽造されている可能性がある場合は、状況が大きく変わります。 重要なのは、偽造を立証することです。
1. **弁護士に相談する**: 弁護士は、証拠集め、交渉、訴訟など、専門的な知識と経験に基づいて、質問者様をサポートします。
2. **印鑑証明書を確認する**: 息子さんが使用した印鑑証明書と、現在お持ちの印鑑証明書を比較し、違いを確認しましょう。
3. **契約書のコピーを入手する**: 契約書のコピーを入手し、サインと印鑑をよく確認しましょう。 専門家に見てもらうと、偽造かどうか判断しやすくなります。
4. **金融機関との交渉**: 弁護士を通じて、金融機関と交渉し、債務免除を求めることができます。
今回のケースは、法律的な知識と専門的な手続きが必要なため、弁護士への相談が必須です。 自己判断で対応すると、かえって不利になる可能性があります。 早急に弁護士に相談することを強くお勧めします。
知らない間に連帯保証人になっていた場合でも、サインや印鑑が偽造されている可能性があれば、債務を免除される可能性があります。 重要なのは、証拠を集めて弁護士に相談し、適切な法的措置をとることです。 一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが大切です。 早めの行動が、結果を大きく左右します。
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