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57歳兄の異変、セレネース服用5年…感情の起伏や言動の変化、その原因と今後の見通し
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兄の感情の起伏の激しさ、上から目線の物言いや悪口、82歳の母親への心無い言動、そして、相続問題でのトラブルなど、兄の異常な行動の原因と今後の見通しを知りたいです。また、同居している母親が不憫でなりません。
57歳のお兄様の症状は、様々な精神疾患の可能性が考えられます。 感情の起伏が激しく、言動が不適切であること、そして「セレネース」という薬を服用されていることから、何らかの精神的な問題を抱えている可能性が高いです。セレネースは抗精神病薬(統合失調症などの治療薬)の一種であり、服用しているということは、医師から何らかの精神疾患と診断されている可能性が高いことを示唆しています。
高齢者の精神疾患は、加齢による脳機能の変化や、社会的な変化への適応の困難さなど、様々な要因が複雑に絡み合って発症することがあります。 また、高齢者特有の症状や認知機能の低下なども考慮する必要があります。
お兄様の症状から、考えられる精神疾患として、以下のものが挙げられます。
* **統合失調症**: 現実と非現実の区別がつかなくなる、幻覚や妄想(現実には存在しないものを見たり聞いたりすること、間違った考えを持つこと)などの症状が現れる病気です。
* **躁うつ病(双極性障害)**: 気分の高揚(躁状態)と落ち込み(うつ状態)を繰り返す病気です。お兄様の感情の起伏の激しさは、この病気の特徴と合致する可能性があります。
* **認知症**: 加齢に伴う脳の機能低下によって、記憶力や判断力などが低下する病気です。 ただし、57歳という年齢では、認知症は比較的珍しいです。
* **パーソナリティ障害**: 生まれつき、または幼少期からの経験によって、性格や対人関係に問題が生じる病気です。お兄様の言動は、特定のパーソナリティ障害の特徴と重なる可能性もあります。
お兄様の症状が深刻な場合は、成年後見制度(成年者が判断能力が不十分になった場合に、後見人を選任し、財産管理や身上監護を行う制度)の利用を検討する必要があるかもしれません。 ご自身の権利や財産を守るためにも、専門家にご相談ください。
セレネースを服用しているからといって、症状が必ず改善するとは限りません。 薬の効果は個人差があり、適切な服薬と併せて、精神科医による継続的な治療やサポートが必要不可欠です。 また、薬の副作用も考慮する必要があります。
まず、お兄様に精神科医を受診してもらうことが重要です。 ご本人が受診を拒否する場合は、ご家族が医師に相談し、治療の必要性を説明してもらう必要があります。 また、必要に応じて、精神保健福祉士や社会福祉士などの専門家にも相談することをお勧めします。 地域の相談窓口や、精神科病院などに問い合わせてみてください。
お兄様の症状が日常生活に支障をきたしている場合、またはご家族の負担が大きくなっている場合は、すぐに専門家に相談する必要があります。 早期介入によって、症状の悪化を防ぎ、社会生活への復帰を支援することが可能になります。 放置すると、症状が悪化し、ご本人やご家族にとってより大きな負担となる可能性があります。
お兄様の症状は、単なるストレスや性格の問題ではなく、精神疾患の可能性が高いです。 ご家族だけで抱え込まず、精神科医や他の専門家の力を借り、適切な対応をすることが重要です。 ご自身の健康と、同居されているお母様の精神的な負担軽減のためにも、早めの行動を心がけてください。 専門機関への相談は、決して恥ずかしいことではありません。 多くの専門家が、あなたをサポートするために待っています。
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