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70歳で一人暮らしの母が亡くなりました!相続財産と兄の行動に不安…私の権利は?

【背景】
* 母が昨年3月に亡くなりました。
* 母は5年前に父と熟年離婚し、70歳で一人暮らしをしていました。
* 離婚の際に、土地を売却した2500万円と、弟が20年前に亡くなった際の保険金4250万円を持っていました。
* 母は実家には10年以上帰ってきておらず、兄とは10年ほど会っていませんでした。
* 兄は母の死後、会社を辞め、各地を旅行しているようです。

【悩み】
母が亡くなった後の相続について、兄が母の財産を相続しているのではないかと疑っています。遺言書があるかどうかも不明です。遺言書がなかった場合、私にも相続の権利はあるのでしょうか?また、兄がどのくらいの財産を相続しているのか、調べる方法があれば教えてください。

遺言書がない場合、法定相続分で相続できます。相続財産の調査は、相続開始後3ヶ月以内に相続人全員で協議し、相続財産を特定しましょう。

テーマの基礎知識:相続と法定相続

相続とは、亡くなった人の財産(遺産)が、法律に基づいて相続人に引き継がれることです。 相続人は、法律で定められた相続順位に従って決まります。 遺言書があれば、その内容に従って遺産が分配されますが、遺言書がない場合は、法定相続(ほうていそうぞく)というルールに従って相続が行われます。

法定相続では、相続人の順位と相続分が法律で定められています。 例えば、配偶者と子が相続人の場合は、配偶者が2分の1、子が2分の1を相続します。 配偶者と子がいない場合は、両親や兄弟姉妹が相続人となります。 今回のケースでは、ご質問者様のお母様には配偶者がおらず、お子様(ご質問者様とご兄弟)が相続人となります。

今回のケースへの直接的な回答

遺言書がない場合、お母様の遺産は、ご質問者様とご兄弟で法定相続分に従って相続します。 相続分は、相続人の数によって変わります。 ご兄弟が他にいらっしゃるかどうかで、ご質問者様の相続分は変わってきます。

関係する法律や制度:民法

相続に関する法律は、主に民法(みんぽう)に規定されています。 民法では、相続人の範囲、相続分の割合、相続財産の範囲などが詳しく定められています。 特に、相続開始(相続人が相続権を取得する時点)から3ヶ月以内に相続財産を調査し、相続人全員で協議することが重要です。

誤解されがちなポイント:兄の行動と相続

兄の行動(旅行など)が、相続財産を不正に取得したことを示す証拠にはなりません。 しかし、兄が相続財産の状況を把握している可能性は高く、相続手続きにおいては積極的に協力するよう促す必要があります。 相続財産を隠したり、不正に取得しようとする行為は、法律で罰せられます(民法、刑法)。

実務的なアドバイスと具体例:相続財産の調査

相続財産の調査は、銀行口座の残高、不動産の登記簿(とっきぼ)、証券口座などの確認から始めます。 お母様の所有物リストを作成し、一つずつ確認していくことが重要です。 相続財産が不明な場合は、弁護士や司法書士などの専門家に相談することをお勧めします。 また、相続税の申告が必要な場合もあります。

専門家に相談すべき場合とその理由

相続は複雑な手続きを伴うため、専門家の助けが必要な場合があります。 特に、相続財産の調査が困難な場合、相続人同士で意見が合わない場合、相続税の申告が必要な場合などは、弁護士や司法書士に相談することをお勧めします。 彼らは法律の専門家として、的確なアドバイスとサポートを提供してくれます。

まとめ:相続手続きの重要性

相続手続きは、法律に基づいて行うことが重要です。 相続開始後3ヶ月以内に相続財産を調査し、相続人全員で協議を行い、相続手続きを進めることが大切です。 不明な点があれば、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。 ご質問者様は、ご自身の権利を守るためにも、積極的に相続手続きに関わることが重要です。 兄との関係性が良好でない場合でも、冷静に手続きを進めることが必要です。 相続財産の調査には時間と労力がかかりますが、ご自身の権利を守るためにも、諦めずに取り組んでください。

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