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7000万のギャンブル借金と住宅売却:破綻寸前の家計再生と離婚問題への最善策

【背景】
* 夫がギャンブルで7000万円の借金を作りました。
* 既に子供の学資保険、私の貯金、親戚からの借入れ、保険解約などで返済しましたが、夫は隠れてギャンブルを繰り返しました。
* 現在、カードローン2700万円、親戚からの借金があります。
* 夫は月収から8万円のみ返済し、残りは自転車操業(複数のカードローンを短期で借り換え、返済を繰り返す危険な方法)をしています。
* カードローンの一社から融資停止の通知を受けました。

【悩み】
* 夫の返済計画が無謀で、家を売却すべきか迷っています。
* 夫は家を売却することに反対しています。
* 適切な相談相手が見つかりません。
* 自転車操業がいつまで続くのか、融資停止のリスクが心配です。
* 返済が滞り、家が差し押さえられた場合、私の持ち分も取られてしまうのか心配です。
* 私の収入は、借金発覚後はすべて私個人の貯金としており、離婚の際も分割するつもりはありませんが、問題ないか心配です。

家を売却し、専門家(弁護士・司法書士)に相談すべきです。

回答と解説

1. 借金問題の基礎知識

今回のケースは、多額のギャンブル借金と、それを覆い隠すための自転車操業という、非常に危険な状況です。自転車操業とは、返済のために新たな借金を繰り返すことで、利息の負担が膨れ上がり、最終的に破綻に至る可能性が高い方法です。 借金問題は、放置すると生活基盤を脅かす深刻な問題です。早急な対応が不可欠です。

2. 今回のケースへの直接的な回答

ご主人の返済計画は極めて危険であり、破綻は時間の問題です。早急に家を売却し、借金整理を行うべきです。弁護士や司法書士などの専門家に相談し、適切な債務整理の方法(任意整理、個人再生など)を選択する必要があります。

3. 関係する法律や制度

* **民法**: 夫婦の共有財産に関する規定が適用されます。ギャンブル借金は原則として夫婦の共有財産に算入されますが、ご自身の収入を別途貯蓄されている点、借金が夫のギャンブルによるものである点は、離婚時の財産分与において有利に働く可能性があります。
* **債務整理**: 任意整理、個人再生、自己破産といった債務整理の手続きがあります。今回のケースでは、自己破産は免責不許可事由(自己破産が認められない理由)に該当する可能性があります。任意整理は、債権者と交渉して返済額や返済期間を減額・変更する手続きです。個人再生は、裁判所を通して借金を減額し、再生計画に基づいて返済していく手続きです。

4. 誤解されがちなポイントの整理

* **フィナンシャルプランナー**: FPは金融商品販売のスキルに長けた人が多いです。債務整理や家計再生の専門家ではありません。
* **自己破産**: ギャンブルによる借金でも、一定の条件を満たせば自己破産が認められる場合があります。弁護士に相談して、可能性を探るべきです。
* **住宅ローン**: 住宅ローンは、他の借金とは別に返済しなければなりません。家が差し押さえられた場合、住宅ローンの残債は優先的に弁済されます。

5. 実務的なアドバイスや具体例の紹介

* **弁護士・司法書士への相談**: 早急に弁護士または司法書士に相談し、債務整理の方法を検討しましょう。
* **家の売却**: ご主人の反対を押し切ってでも、家の売却は最優先事項です。売却益を借金返済に充て、残りの借金を債務整理で処理します。
* **離婚**: 離婚は、ご自身の財産を守る上で有効な手段です。弁護士に相談し、財産分与の方法を検討しましょう。
* **生活費の確保**: 離婚後、生活費を確保できるよう、収入を得るための計画を立てましょう。

6. 専門家に相談すべき場合とその理由

弁護士・司法書士に相談すべきです。専門家は、法律に基づいた適切なアドバイスを行い、債務整理手続きをサポートします。ご自身で判断すると、かえって状況が悪化する可能性があります。

7. まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

* ご主人の返済計画は破綻必至です。
* 家の売却は避けられません。
* 弁護士・司法書士に相談し、債務整理と離婚について適切なアドバイスを受けましょう。
* 離婚することで、ご自身の財産を守り、将来の生活基盤を確保できます。
* 早期に専門家の力を借りることが、事態の悪化を防ぐ鍵となります。

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