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8区画購入!私道化できる?共有道路の権利と手続きを徹底解説

【背景】
先日、隣接する8区画の土地を購入しました。その土地には、真ん中に共有道路(私道の予定)があり、購入した8区画それぞれがその道路の1/9ずつを所有しています。

【悩み】
もし、その共有道路の所有権を全て私が取得した場合、それは私の私道になりますか?また、私道にするには法務局などに何か手続きが必要なのでしょうか?一本道の道路で、私の家へと繋がっています。

はい、所有権取得後、登記手続きが必要です。

回答と解説

テーマの基礎知識(共有道路と私道)

まず、共有道路と私道の違いを理解しましょう。共有道路とは、複数の所有者が共有して使用する道路のことです。一方、私道は、個人が単独で所有し、使用する道路です。 今回のケースでは、購入された土地に隣接する8区画が共有で道路を使用している状態です。各区画は道路の1/9ずつを所有している、つまり「共有持分」を持っていることになります。(持分:全体に対する自分の権利の割合)

今回のケースへの直接的な回答

質問者様は、共有道路の所有権を全て取得すれば、私道になります。しかし、単に所有権を取得しただけでは、法的に私道として認められません。所有権の移転を法務局に登記(登記:不動産の権利関係を公的に記録すること)する必要があります。登記することで、初めて公的に私道としての権利が確定します。

関係する法律や制度

この手続きには、不動産登記法が関係します。不動産登記法は、不動産の所有権や抵当権などの権利関係を公示し、保護するための法律です。共有道路の所有権を一本化し、私道にするには、所有権移転登記の手続きを行う必要があります。これは、専門の司法書士に依頼するのが一般的です。

誤解されがちなポイントの整理

「所有権を取得すれば自動的に私道になる」と誤解している方が多いです。所有権は取得しても、登記をしなければ、法的には共有道路のままです。登記は、権利関係を公的に明確にするための必須の手続きです。また、道路の利用に関する権利(地役権(地役権:他人の土地を利用する権利)など)についても、必要に応じて整理する必要があります。

実務的なアドバイスや具体例の紹介

共有道路の所有権を全て取得するには、他の7区画の所有者から所有権を買い取る必要があります。売買契約を締結し、代金を支払った後、法務局に所有権移転登記を申請します。この手続きは、司法書士に依頼するのが一般的です。司法書士は、必要な書類の作成や申請手続きを代行してくれます。費用は、土地の価格や手続きの複雑さによって異なります。

専門家に相談すべき場合とその理由

土地の売買や所有権移転登記は、専門知識が必要な手続きです。少しでも疑問点があれば、司法書士や不動産会社などに相談することをお勧めします。特に、複数の所有者との交渉や複雑な権利関係がある場合は、専門家のアドバイスが不可欠です。間違った手続きを行うと、後々トラブルになる可能性があります。

まとめ(今回の重要ポイントのおさらい)

共有道路を私道にするには、所有権を取得した後に、法務局への登記手続きが必須です。これは、不動産登記法に基づく手続きであり、専門家である司法書士に依頼するのが一般的です。所有権の取得だけでは不十分であり、登記によって初めて私道として法的に認められます。 土地に関する手続きは複雑なため、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

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