- Q&A
85歳叔母のマンション売却!根抵当権による価格下落とその解決策

ご入力いただいた内容は「お問い合わせ内容」としてまとめて送信されます。
無理な営業や即決のご案内は行いません。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
マンションに根抵当権(抵当権の一種で、不動産全体を担保とするもの)が付いているため、融資が受けられず、売却価格が当初予想の1000万円から300万円にまで下落する可能性があると後見人から言われました。売却か賃貸か、どちらが良いのか、また、不動産屋選びについても悩んでいます。
まず、根抵当権(こんていとうけん)について理解しましょう。これは、土地や建物などの不動産を担保に、お金を借りた際に設定される権利です。通常の抵当権は特定の借入金に紐づきますが、根抵当権は複数の借入金にわたって担保として機能します。そのため、借入金の返済状況によっては、不動産の売却が難しくなる可能性があります。
次に、不動産の共有についてです。質問者様の叔母のマンションは、建物は叔母単独所有ですが、土地は3筆に分かれており、そのうちの1筆に根抵当権が設定されているとのこと。これは、土地の共有(共同所有)状態を示唆しています。土地の所有者が複数いる場合、そのうちの1人の債務によって根抵当権が設定されると、その土地全体に抵当権が及ぶのです。
質問者様の叔母のマンションの場合、土地の一部に根抵当権が設定されているため、売却に際して融資を受けにくく、価格が下落する可能性が高いです。これは、買い手が融資を受けられないため、現金購入を余儀なくされ、価格交渉で不利になるためです。
このケースでは、民法(抵当権に関する規定)と、成年後見制度に関する法律が関係します。成年後見制度は、判断能力が不十分な方の財産管理を保護するための制度です。後見人は、被後見人の利益のために適切な行動をとる義務があります。
「根抵当権=絶対に売れない」ではありません。根抵当権が設定されていても、債権者との交渉次第で売却は可能です。しかし、債権者への弁済が必要となるため、売却価格から弁済額を差し引いた金額が、実際に叔母に帰属する金額となります。
まずは、根抵当権の債権者(誰にお金を借りているのか)を特定し、その債権者と交渉することが重要です。債権者によっては、売却に協力してくれる場合もあります。また、不動産売却のプロである不動産会社に相談し、売却価格の査定や債権者との交渉を依頼することも有効です。
売却が困難な場合は、賃貸という選択肢もあります。ただし、賃貸による収入が、施設費用を賄えるかどうかを慎重に検討する必要があります。賃貸の場合も、根抵当権の存在は告知義務がありますので、入居者を探す際に不利になる可能性があります。
今回のケースは、不動産、法律、成年後見制度など、専門知識が必要な事項が複雑に絡み合っています。不動産会社だけでなく、弁護士や司法書士といった専門家にも相談することを強くお勧めします。彼らは、債権者との交渉や売買契約、成年後見手続きに関する適切なアドバイスを提供できます。
叔母のマンション売却は、根抵当権の存在により、当初予想より低い価格になる可能性が高いです。しかし、売却不可能というわけではありません。債権者との交渉、不動産会社や弁護士・司法書士などの専門家への相談が不可欠です。売却か賃貸かは、専門家と相談の上、叔母の生活状況や財産状況を総合的に判断して決定しましょう。早めの行動が、最善の結果につながります。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック