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DVとモラハラ、そして離婚。持ち家や財産分与、慰謝料請求の可能性を徹底解説!
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夫との関係が悪化しており、離婚を検討しています。しかし、夫が持ち家や金融資産を多く所有しているため、離婚後の生活や財産分与、慰謝料について不安です。また、夫のDVやモラハラ行為についても、法的観点からどう対処すべきか悩んでいます。自分の財産を守り、安心して暮らせるようにしたいです。
まず、質問者様の状況を整理しましょう。ご自身の状況から、夫の行為は「ドメスティックバイオレンス(DV)」(配偶者からの暴力)と「モラルハラスメント(モラハラ)」(精神的な暴力)に該当する可能性が高いです。DVは身体的暴力だけでなく、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力なども含まれます。モラハラは、精神的な虐待や支配行為を指します。
これらの行為は、法律上明確に定義されているわけではありませんが、裁判においては、具体的な状況証拠を元に判断されます。質問者様の記述にある「罵り暴力」や「訳の解らない理屈を口走り」といった行為は、DVやモラハラの証拠となり得ます。
離婚は、夫婦間の合意があれば協議離婚で成立します。しかし、合意ができない場合は、家庭裁判所に調停を申し立て、調停委員の仲介によって解決を図ることができます。それでも解決しない場合は、離婚訴訟を起こすことになります。
離婚する場合、夫婦間の共有財産は「財産分与」として分割されます。持ち家、投資信託、預金などは、原則として夫婦共有財産とみなされます。ただし、夫名義であっても、質問者様の収入や貯蓄が購入資金に充てられていた場合は、その分を考慮した分割が行われます。
また、夫からのDVやモラハラ行為は、慰謝料請求の根拠となります。精神的苦痛に対する損害賠償として、慰謝料を請求できます。慰謝料の金額は、DVやモラハラの程度、期間、夫婦関係の状況などによって異なります。
離婚に関する法律は主に民法です。民法760条には、離婚の際に財産分与を行う規定があります。また、DV防止法は、DV被害者への支援を目的とした法律です。相談窓口の案内や、保護命令の取得などが可能です。
財産分与と相続は混同されやすいですが、全く異なるものです。財産分与は、離婚によって夫婦間の共有財産を分割することです。一方、相続は、死亡によって財産が相続人に承継されることです。質問者様のケースでは、離婚が前提なので、相続ではなく財産分与が問題となります。
離婚に向けて、夫からのDVやモラハラの証拠を集めることが重要です。音声録音、写真、日記、メールなど、証拠となりうるものを全て保管しておきましょう。
また、弁護士などの専門家に相談することを強くお勧めします。専門家は、状況を正確に判断し、最適な解決策を提案してくれます。特に、財産分与や慰謝料の金額交渉は、専門家の知識と経験が不可欠です。
夫が弁護士を雇うなど、状況が複雑な場合、または、ご自身が不利な状況にあると感じる場合は、弁護士に相談することが重要です。弁護士は、法律的な知識に基づいて、あなたの権利を守り、最善の解決策を導き出すために尽力してくれます。
離婚は、人生における大きな決断です。特に、DVやモラハラに苦しんでいる状況では、一人で抱え込まず、専門家の力を借りることが大切です。弁護士や相談窓口に相談し、あなたの権利を守り、安心して新たな人生を歩むための第一歩を踏み出しましょう。 早めに相談することで、より有利な条件で離婚を進めることができる可能性が高まります。
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