- Q&A
J-REITの土地取得価格と路線価の乖離:その理由と注意点

共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック【悩み】
多くの物件では土地価格と路線価がおおよそ一致していましたが、一部の物件では土地価格が路線価の2~3倍にも及ぶケースがありました。これはなぜでしょうか?路線価は毎年更新されますが、直近1年以内に取得した物件でも同様の乖離が見られました。その要因を理解したいです。
路線価とは、国税庁が毎年公表する土地の評価額です。国税の課税標準(税金を計算する際の基準)として用いられ、主に土地の場所(路線)に基づいて算出されます。一方、土地価格は、実際に不動産取引が行われた際の価格です。路線価はあくまで標準的な評価額であり、実際の取引価格とは必ずしも一致しません。
J-REITが土地を取得する際の価格は、路線価だけでは決定されません。路線価はあくまで土地の評価額の目安であり、実際の取引価格には様々な要因が影響します。
これらの要因が複雑に絡み合い、路線価と実際の取引価格に乖離が生じます。特に、開発計画や将来的な収益性が見込まれる土地では、その期待値が価格に反映され、路線価を大きく上回るケースも珍しくありません。
不動産取引に関する法律としては、宅地建物取引業法(宅建業法)が関係します。この法律は、不動産取引の適正化を図ることを目的としており、不動産業者には、取引に際して必要な情報の提供や説明義務が課せられています。しかし、路線価と実際の取引価格の乖離そのものを規制する法律はありません。
路線価は土地の評価額の目安であり、実際の取引価格を保証するものではありません。路線価が高いからといって、必ずしも実際の取引価格が高いとは限りません。逆に、路線価が低いからといって、実際の取引価格が低いとは限りません。
J-REITのデータベースに土地価格が記載されていない場合、路線価を参考にしながら、上記で挙げた様々な要因を考慮して、土地価格を推定する必要があります。複数の不動産鑑定士の意見を参考にしたり、類似物件の取引事例を調査することで、より正確な推定が可能になります。
土地価格の推定に自信がない場合、または複雑な権利関係がある土地の場合には、不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、豊富な知識と経験に基づいて、より正確な土地価格の評価を行うことができます。
J-REITの土地取得価格と路線価には乖離が生じる可能性があり、その原因は土地の用途、建物の存在、立地条件、取引時期、交渉力、権利関係、開発計画など多岐に渡ります。路線価はあくまで目安であり、実際の取引価格を正確に予測するためには、これらの要因を総合的に考慮する必要があります。必要に応じて、不動産鑑定士などの専門家に相談することを検討しましょう。
共有持分についてお困りですか?
おすすめ3社をチェック